お笑い芸人の陣内智則がバラエティ番組で、まだ20代前半だった頃に体験した不思議なエピソードを明かした。ある朝、玄関で気配がするので目を覚ますと「おはようございます」と女子高生が座っていた。彼が驚いているとその女子高生は「ラジオ番組を聴いてやって来ました」と普通に話すではないか。注意するとすぐに帰るのだが、それから数日間、朝起きると毎日彼女は部屋に入っていたという。
9月には米ラスベガスでの単独公演も開催が決定して海外進出も視野に入れる陣内智則。彼も40歳となり芸人だけでなく司会者としても活躍するようになった。そんな陣内がまだブレイクする前の体験を7月17日の『ダウンタウンDX』で語った。
陣内は24歳頃にラジオ番組で「部屋の鍵が壊れているので鍵をかけていないんですよ~」と口にしたことがある。彼は当時、家賃45,000円のアパートに住んでいたが、住人の持つ鍵でどの部屋でも開くようないい加減なつくりだった。ついに陣内の部屋の鍵も壊れてしまい、それをラジオで面白おかしく話したのだ。
それから数日が経った。陣内は6畳の部屋の玄関に、骨董品のワープロを置いていた。ある朝、そのキーを叩く音が「カタカタカタ」とするので、目を覚ますと「学校に行く前と思われる女子高生」が部屋に入ってワープロを打っている。
彼女が平然と「おはようございます」とあいさつするので、陣内も比較的冷静に「何してんの?」と返した。「ラジオで聞いてファンなので来ました」と答えたが、その感じから「危ない子ではなく、普通の子だと分かった」と陣内は言う。「あかんで~、来たらあかんで~」と諭すと彼女はそのまま学校に行った。
次の日もやはり「カタカタカタ」とキーを叩く音で目が覚めて見ると、やはりその17歳ほどの女子高生が座っていて「おはようございます」と挨拶する。やはり「あかんで~」と注意すると学校に行った。
ところが、3日目の朝は違った。陣内が寝床で気配を感じて目を開けるとそのすぐ横に女子高生が座っていたのだ。「おはようございます」と挨拶されて、陣内も「おはようございます」と返すが、「いやいや、違うっ。あかんで~」と言って帰した。
そうやって、女子高生は5日間、陣内の部屋に毎朝入っていたが、6日目は来なかった。陣内はなぜか「“あの子どうしたんやろう?”とめっちゃ心配になった」そうだ。それ以来会うこともなく「元気かどうかご一報を」とテレビを通して呼びかけていた。
同番組の6月19日の放送ではチュートリアルの徳井義実が“以前共演したタレント”になりすました女性がツイッターで「覚えていらっしゃいますか」とアプローチしてきて、徳井もそのタレントだと思い込んだエピソードを語っている。
その“なりすまし女”がある日、夜中に「今から家に行ってもいいですか?」と徳井の部屋を訪れたが、「負のオーラ」が凄くて会話の内容も気になったのでネットで検索して調べたところ別人だと分かった。「気づいたことを悟られたら殺される」と直感した徳井はなんとかやり過ごして無事だったという。
あの、明石家さんまも、まだ結婚前の若い頃に自宅に帰るとベッドに“白い服の女”がいて「幽霊や」と驚いたエピソードを明かしたことがある。それはファンの女性が忍び込んでいたのだが、芸能人はこうしたストーカー行為にあう可能性が高いようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)