エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】中村うさぎが疑問を呈する。性同一性障害ならば「女装をする自分を許せるのか」。

「声優のアイコ」と名乗り、東京・杉並区で男性会社員に睡眠薬入りの酒を飲ませて現金などを奪ったとして、7日に逮捕された神いっき容疑者(30)。神容疑者はSNS上で自分は“性同一性障害”と告白していたらしいが、エッセイストの中村うさぎは「本当なのだろうか」と疑問を投げかけている。

「声優のアイコ」を名乗る女が男性に睡眠薬入りの酒を飲ませて眠らせ、金品を奪った強盗事件。同じような手口の被害は、都内では2年ほど前から10件以上確認されている。なお神容疑者は取り調べに対し、“身に覚えがありません”と容疑を否認しているようだ。

コンビニエンスストアの防犯カメラに映っていた「声優のアイコ」は、ヒョウ柄のベレー帽にロングヘア、ミニスカートに茶色のブーツといった女性らしい姿だった。だが逮捕された神容疑者は、短髪でパーカー姿というボーイッシュな出で立ち。情報番組などでインタビューを受けた近隣住民からも、「男の人だと思っていた」という声があったほどだ。その神容疑者は過去、自身のブログなどで性同一性障害だと告白している。

「性同一性障害っていうのも、どこまで本当なんだろう」。7月9日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で性同一性障害の知人が何人かいるという水曜コメンテーター・中村うさぎは、神容疑者が女装して犯罪行為に及んだことが腑に落ちないようだ。“自分は男、この女の体は間違っている”、“本当は男に生まれるべきだった”と悩み苦しみ続け、それでも自分に正直に生きる道を選んだはずである。それが金に困り強盗をはたらく手段として、女の格好をして被害者となる男性を物色する。中村は神容疑者が本当に性同一性障害であるなら、「女の格好をする自分を許せるのだろうか」と厳しい見方である。

だが最後は、“ぜひ本人(神容疑者)と会って、お友達になりたい”と薄ら笑いを浮かべる。今年前半はずっと小保方晴子氏と一緒にお酒を飲みたい―と言っていた中村だが、最近は興味が失せてしまったようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)