女優の桐谷美玲も登場する、現役パイロット&キャビンクルーによる“航空機内リアルミュージカルムービー”『空に唄えば』がWEB公開された。正直なところ桐谷美玲目当てで視聴したのだが、良い意味で裏切られた。これほど、キャビンクルーやパイロットが本気を出したミュージカルムービーになっているとは思いも寄らなかったからだ。一気に最後まで見てしまうノリのよさに感動さえ覚える。航空ファンはもちろん、旅客機を利用することが少ない方にも“キャビンクルー”の裏側が垣間見えて微笑ましい。
コーセーのメイクアップブランド『ファシオ』と、日本国内・アジア太平洋地域の60都市以上に就航するLCC『ジェットスター』がコラボしてミュージカルムービーに挑戦した。両社のCMに出演する桐谷美玲も特別出演している。
メイクと華やかなキャビンクルーの取り合わせはこれまでもあったが、この『空に唄えば』では従来なかった2つの密な関係を見事に描き出している。キャビンクルーは搭乗前の準備から大忙しで、秒単位で進行する作業の中、乗客を迎える直前には華やかなオーラを出さねばならない。そのためにメイクは大切なものであり、しかもストレス解消にもなると聞く。
「LCCはドリンク、フード、すべて有料。でも、スマイルだけは大サービス!」をモットーとするキャビンクルー。男性客に「お待たせしました、モヒートでございますっ。私もだーい好きですっ」と最高の笑顔でもてなしながら「450円です」と冷静に請求する場面などコミカルにLCCの特徴を訴えている。
また、キャビンクルーもやはり年頃の女性だ。時には「密かにときめくお客さま、今日も話もできず、見てるだけ」といった状況もあるらしい。次から『ジェットスター』に乗るときは乗客も意識してしまいそうである。
さらには、エンディングで飛行場での整備工場のシーンが流れたり、キャビンクルーが振り付けの練習をするメイキングがあったりと最後まで見どころ十分。そして、短時間ながら登場する桐谷美玲の存在感が作品をより引き立てているのはさすがだ。
WEB動画『空に唄えば』は2014年7月24日(木)よりファシオブランドサイト(http://fasio.jp/tv)で一般公開中。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)