赤江珠緒といえば、落ち着いた雰囲気の中にどこか大胆さが見え隠れする不思議なアナウンサーだ。そんな赤江の人生の転機が本人の口から語られた。
7月9日放送の『恋するドライブ』(BS朝日)にて、赤江珠緒アナウンサーが「人生の転機となった出来事」を語った。
朝日放送(ABC)に入社してから6年経った2003年のある日、泊まり勤務を終えた赤江は「ちょっと話があるから、6階の食堂に来いや」と部長から声を掛けられたという。赤江が恐る恐る食堂に行くと、部長はいきなり「赤江、東京行かないか?」と切り出した。
詳しく聞けば、それはテレビ朝日から赤江に寄せられた「とりあえず1年間、『スーパーモーニング』のキャスターとして来ないか?」とのオファーであった。あまりに突然の話にビックリした赤江だが、そこで前向きに「1年間だったら、仕事しつつ何とか生活できるかな」と考えてオファーを受け入れることにした。
その一件から11年が経過した今でも、赤江は“テレビ朝日の朝の顔”として活躍を見せている。そんな現状を“ズルズル暮らしている”との表現を使って謙遜する赤江に、番組ナビゲーターを務める渡辺真理アナウンサーは「大変なこともいっぱいあったと思うんだけど、ホントにそこ(東京)が(赤江にとっての)適材適所だったんだよ」と優しく語りかけた。
また、結婚を決めた時のエピソードでも“赤江らしさ”を存分に感じることができた。その当時、数年間付き合っていた男性から赤江はプロポーズをされた。「この人と結婚するのかな?」と思っていた赤江だったが、いったん返事を保留にしたそうだ。
その後に歌手・高橋真梨子のライブに行った赤江は、愛にあふれた歌の数々や夫・ヘンリー広瀬との仲睦まじい様子を間近で触れて大変感銘を受ける。そこで思い立ったらすぐ行動と言わんばかりに、ライブ帰りに男性へ電話を入れて「結婚してもいいよー」と、勢いでプロポーズの返事をしてしまったと赤江は笑いながら述懐した。
朝の情報番組ではキャスター業を器用にこなしたかと思えば、昼のラジオ番組では“ガサツな一面”を垣間見せるなど、赤江珠緒の魅力の引き出しは実に多彩だ。そんな赤江を渡辺は「可愛くて清潔感もあるけど、何かどっかやんちゃな男の子みたいなところがある」と番組内で評したが、人生の転機で見せた彼女の行動を聞けば大いに納得だ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)