結婚後、初舞台となる上原多香子が最高に切ない夏の物語に出演する。開幕前にセーラー服姿を披露し、自身初めてとなる“ストレートプレイ”を熱演した。
3日、池袋サンシャイン劇場にて宅間孝行の“タクフェス”「夕―ゆう―」が舞台初日を迎える。開幕目前、公開ゲネプロと囲み取材が行われ、キャストの内山理名(32)、上原多香子(31)、高橋光臣、藤吉久美子、山崎静代(35)、阿部力、宅間孝行が登壇し、開幕直前の意気込みを語った。
セーラー服姿の内山、上原、山崎はすでに30歳を超えているが、よく着こなし昭和の高校生を演じている。「制服」について報道陣から質問が及ぶと内山は「同じような歳の人の中でやっているので違和感はないですが、高校生の中で着たら恥ずかしい。お客さんがどういう目で見るのかと。(この制服姿に)慣れているので怖いです。キャスト同士で“可愛い”“大丈夫”と褒め合っています」と語った。上原は「あんまり制服のことには触れて欲しくないです。役でお芝居で着ている分には恥ずかしくないけれど、リアルな31歳で着て上原多香子としてコメントしているのは恥ずかしい」と胸のうちを明かした。山崎に至っては、「コントでも着ることがあるので違和感なし」と堂々たるもの。
上原は山崎を「親友」と呼ぶくらい仲が良いという。「この場では言えない話や結婚観」などについて話していると明かした山崎だが、「結婚観」は役に立っていないそうだ。「終わったら楽しく打ち上げをしたい」と今日から始まる舞台ですでに終わったことを考えている上原にキャストたちが突っ込む場面もあった。“ビールが大好き”だという上原は舞台の中でお菓子をビールだと思って嬉しそうに受け取っているという秘話も明かされた。
1980年代の長崎を舞台に、恋に友情に揺れる高校時代から大人になるまでを描いたTHE 青春ど真ん中ラブストーリー。“リーゼント姿のツッパリ”、“おニャン子クラブ”、“ウキウキWATCHING(『笑っていいとも!』オープニング曲)”などその当時流行ったものを随所におりまぜ、笑いあり、涙あり、ライブあり、ちょっと切なく懐かしい気持ちになれる舞台だ。
「初演から11年目。4度目の再演となる本作が決定版となる!」「日本全国でお祭り騒ぎをしたい」と脚本・演出・出演の宅間も力強く語った。この夏の思い出をつくりに、劇場に足を運んでみては?
舞台『タクフェス「夕―ゆう―」』は7月3日(木)サンシャイン劇場を皮切りに新潟、大阪、仙台、名古屋、札幌でも公開される。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)