人が驚いたり喜んだりする顔をみるのが大好きだというイギリスのある男性は、妻との共作である見事な「ドラゴン生垣」の手入れが趣味。メディアにも紹介され、今ではその村の名物となっているようだ。
英ノーフォークのイースト・ルダムで、のどかなコテージに暮らしているジョン・ブルッカーさん(75)。62歳の時、自分の敷地の生垣を「あまりにも退屈だ」と感じ、何かこれで楽しい演出ができないものかと考えたという。その結果がこの「ドラゴン生垣(画像はinspirefirst.comのスクリーンショット)」。なんと13年の間、緑を育てては剪定することを繰り返してきたそうだ。
このドラゴン生垣のデザインは、グラフィックデザイナーをしていたブルッカーさんの妻ピッパさんによるもの。それをブルッカーさんの素晴らしい剪定技術が、全長約45mで巨大な翼を持ち鼻息も荒そうなドラゴンを誕生させたのだ。この生垣は道行く人の目をいつも楽しませているが、ブルッカーさんは「妻の嬉しそうな表情が何より」だそうだ。人々の「それにしても、なぜドラゴンなの?」という問いに、ブルッカーさんは「私が兵士だった頃、長いことイギリス領だったマレーシアの戦地に2度も派遣されたんです。潜在意識の中にドラゴンが住み着いてしまったのでしょう」と話している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)