お昼のバラエティ番組『バイキング』に、また1つ人気コーナーが誕生しそうだ。水曜日レギュラーの関口メンディー(EXILE)が、小学校から生中継で届ける“メンディー先生の突撃!昼休み学校訪問”が今週で3回目となった。メンディーと子どもたちのリレー対決をメインに、生徒の特技や給食紹介など回を重ねるごとに盛り上がっておりこれからが楽しみだ。
月曜日から金曜日の11時55分から生放送される『バイキング』(フジテレビ系)は、今年の4月1日にスタートした。『笑っていいとも!』の後番組だけに何かと比較されて視聴率も話題に上るのは宿命だろう。そんな中で、月曜日のサンドウィッチマンによる“生中継!日本全国地引き網クッキング”は好評なコーナーとなった。また金曜日では収録による小林麻耶のコーナー、“小林麻耶の花嫁修業”が注目されている。
そして、水曜日からも“メンディー先生の突撃!昼休み学校訪問”が人気企画となりそうな勢いだ。関口メンディーは“ダイオウイカをつかまえろ!”のコーナーで各地の漁港を巡って頑張ったが、肝心のダイオウイカが獲れそうになく打ち切りとなった。小学校を訪問する新企画は舞台が海から陸へと移ったのだが、メンディーはまるで水を得た魚のようにイキイキとして見える。
中でも小学生の選抜チームとメンディーがリレー対決をする企画では、体育教師を目指していたという彼が本領を発揮してガチで足の速さを見せ付ける。「子ども相手に大人気ない」と言われても、「EXILEとしてここは本気を見せたい」と譲らないのだ。これまで2校を回って、メンディーはリレー対決で2戦2勝中である。
6月11日には埼玉県の越谷市立桜井南小学校から生中継した。番組の中盤でスタジオとつながったメンディーは、この日ケガの療養から復帰したAKB48・川栄李奈に「川栄さん! 復帰おメンディー!」「選抜メンディー、つかメンディー、おメンディー」と得意の台詞であいさつした。オープニングでは無視されて笑いのネタにされた川栄だけに、メンディーの言葉は嬉しかったようだ。
小学校の概要や学校設備などを紹介しながら、体育館に到着したメンディーは大勢の小学生に迎えられると「リレー対決の前に、生徒のみんなからひと言あるそうです」とスタジオに呼びかけた。生徒たちが「川栄さん、お帰りー!」と手を振りながら声をそろえると、「わっ、ただいまー。嬉しいー!」と川栄も満面の笑顔で感激していた。そんな配慮もメンディーらしい。
この日は、桜井南小学校の6年生から精鋭4人が選ばれて、メンディーとリレー対決することに。200mを子どもたちは4人でバトンリレーして走り、メンディーは1人で走る。4人の中で紅一点の女子生徒は50mを7秒前半で走る記録を持ち、「夢は陸上の短距離選手」というからメンディーも安心できない。
先生の笛でスタートすると、メンディーがわずかに生徒に差をつけるが、あの女子生徒が追い上げて差を縮めた。しかし、バトンミスがあり再び引き離される。結果メンディーが勝って、これで3戦3勝となった。
走った4人に感想を聞くと、ある男子は「さすが、日体大のメンディーさん。凄い!」と感動しており「中退なんですけどね」とメンディーも照れていた。しかし、他の男子は「頑張ったのに、負けて悔しいです」と残念そうな顔を見せると、陸上選手が夢の女子は「えー、勝てっこないです」と不満そうだった。スタジオのおぎやはぎも「バトンミスがなければ分からなかったよ」とフォローしていた。
その後は、生徒全員から囲まれてもみくちゃにされながら「みんな! 夢は必ず、つかメンディー!」と呼びかけて体育館を後にした。番組のエンディングでは、教室で子どもたちと給食を囲むメンディーが献立の内容を紹介。ひと口食べると「うメンディー!」とキメ台詞を叫んで、子どもたちに大ウケだった。
この企画の面白さは、関口メンディーが不器用ながらも一生懸命で、なおかつ子どもたちにも同じ目線で対するところにありそうだ。まるで友達かお兄さんのように子どもたちが寄ってくるのもメンディーならではだろう。その一方で、リレー対決では一切手を抜かずに勝負するので、そこが子どものやる気に火をつけるようだ。
これまで、小学生がお昼の生放送に出るには休日で学校や休みの時に限られたが、学校の昼休みに突撃するという逆転の発想でそれを解決したのも凄い。学校としても子どもたちに社会体験させる意味で、突撃取材の要望が増えるのではないか。
※画像は『川栄李奈 Google+』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)