エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「ふなっしーの優しさに泣いた」。HKT48の“メロンジュース”を、応援ソングに選んだ寛容さ。

音楽番組『ミュージックステーション』内でご当地キャラクター・ふなっしーが“私の応援ソング”として紹介したのは、2013年に発売されたHKT48の「メロンジュース」。この曲は「“フルーツソング”だから他人事とは思えない」と説明されていたが、ふなっしーと指原莉乃(HKT48)ファンにとっては感慨深い選曲だったのだ。

ファンの間では洋楽のハードロック好きで知られている、ふなっしー。だが27日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)2時間スペシャルのアンケート企画“有名人も選んだ私の応援ソングランキング”で、ふなっしーが選んだ曲は女性アイドルグループ、HKT48の「メロンジュース」。意外な選曲だと思ったファンも多かったようだが、この日の番組出演者の中に指原莉乃(HKT48)がいたことで納得。ふなっしーが「メロンジュース」を選んだことに大喜びするワイプに映った指原の笑顔を、ふなっしーはリアルタイムで見ることができただろうか。

『笑っていいとも!』の正式な月曜準レギュラーとして、2013年10月から出演していたふなっしー。既存の月曜レギュラーだった指原に自分の新作のキャラクターグッズをふなっしーがプレゼントしたり、指原からは新曲のCDが贈られたりしていることがツイッターやGoogle+で報告されていた。共演者として指原から温かく迎えてもらったのだと、そのやり取りからふなっしーファンは安心していたのだが…。

だが今年の2月、指原は自身の冠番組で「ふなっしーは横須賀出身」「“ふなっしーお守り”はただの布」、しまいには「(ふなっしーの)本名、言うぞ」と彼女は番組で一緒に仕事をしている仲間とは思えない発言を連発。すると“ふなっしーを潰すのか”、“何の恨みがある?”とふなっしーファン以外の方からも反感を買い、指原は多くの抗議を受けることとなった。

その後3月12日に行われた『船橋オート 日刊スポーツ GIIさざんかカップ』ご当地キャライベントで、ふなっしーは指原のこの発言について次のように述べている。

この騒ぎがあった後の『笑っていいとも!』の放送前、指原は血相を変えて「ごめんなさい!」とふなっしーに謝ってきたそうだ。彼女はふなっしーを“お笑い芸人のようなイジられキャラ”と見ていたので、面白い話題提供のつもりだったのだ。だが多くの抗議を受けたことで指原は大変驚き、「こんなに熱心なファンがふなっしーにいるとは、分からなくて…」と落ち込んでいたらしい。

ふなっしーはその後自身のツイッターで指原の番組のファンだと公言したりして、彼女に対して何のわだかまりも持っていないことをアピール。5月に発売された初のふなっしー公式ムック本では、指原との対談が実現。お互いへの共感とリスペクトを語っている。

『笑っていいとも!』はすでに放送が終了しているので、ビジネス上での親しさアピールならもう必要はないかもしれない。しかしふなっしーが生放送の『ミュージックステーション』で「メロンジュース」を選んだのは、今も変わらない指原へのエールであろう。事実『ふなっしー(funassyi) ツイッター』に“ふなっしー! メロンジュース選んでくれてありがとうございます!! とっても嬉しかった”と指原からお礼が入ると、ふなっしーは“さっしー元気なっしー♪いつも応援してるなっしー”と返している。この『ミュージックステーション』でのふなっしーの選曲には、「ふなっしーの優しさに泣いた」と多くのつぶやきで溢れていた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)