日本テレビ系列のトークバラエティ番組『行列のできる法律相談所』が6月22日の放送で500回となった。この日のMCを務めたお笑いタレントの東野幸治が遠くに向かって「お師匠はーんっ、500(回記念)になりましたよー!」と叫んで想いを伝えると、「上見ちゃだめ!」と突っ込まれていた。
『行列のできる法律相談所』は2002年4月7日から日曜日の夜に放送されている。6月22日は“祝放送500回記念。日テレ先輩番組に長寿の秘訣を学ぼうSP”と題して同局の長寿番組ランキングを発表した。
冒頭で東野幸治が「今回、500回でございますー」と報告すると、共演者たちも大きな拍手で祝福した。それを聞きながら東野は手を口に当てて空に向かい「お師匠はーんっ、500になりましたよー!」と叫ぶが、渡部建(アンジャッシュ)から「上見ちゃだめっ、上見ちゃだめ!」と注意される。東野も「西の方に向かってね…」と笑いながら訂正した。
この日は、『行列』で放送したこれまでの場面も振り返った。その中で、丸山弁護士が出演していた頃に北村弁護士とよくやり合ったことに触れて、「ほんまにケンカしてましたもんね?」と東野が振ると、北村弁護士も「あれは、本当に嫌いだった」と真面目に答えている。これも渡部が「やめましょうよ、もう…過去の話は」とそれ以上の追及を避けた。
他にも、過去の放送から東野幸治(当時34歳)、磯野貴理子(当時38歳)や宮迫博之(当時32歳)、後藤輝基(当時29歳)、渡部建(当時32歳)、北村晴男弁護士(当時46歳)の映像が流れると、「若~い!」と感嘆の声があがった。
そして、メインテーマである、『行列』よりもさらに放送が続いている番組から学ぼうと発表された長寿ランキングは次のようなものだった。
『日本テレビ・長寿番組ランキング ベスト25』
25位 『行列のできる法律相談所』
24位 『ポシュレサンデー』(12年8か月)
23位 『ザ!世界仰天ニュース』(13年2か月)
22位 『踊る!さんま御殿!!』(16年7か月)
21位 『読響シンフォニックライブ(月1回)』(17年)
19位 『NNNニュースサンデー』(18年2か月15日)
19位 『皇室日記』(18年2か月15日)
17位 『ズームイン!!サタデー(2部)』(18年2か月16日)
17位 『メレンゲの気持ち』(18年2か月16日)
16位 『名探偵コナン』(18年5か月)
15位 『ザ!鉄腕!DASH!!』(18年7か月)
14位 『ぐるぐるナインティナイン』(20年2か月)
13位 『ダウンタウンDX』(20年8か月)
12位 『ぶらり途中下車の旅』(21年8か月)
11位 『ウェークアップ!ぷらす』(23年5か月)
10位 『世界まる見え!テレビ特捜部』(23年11か月)
9位 『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(24年8か月4日)
8位 『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(24年8か月19日)
7位 『所さんの目がテン!』(24年8か月21日)
6位 『それいけ!アンパンマン』(25年8か月)
5位 『金曜ロードSHOW!』(28年8か月)
4位 『遠くへ行きたい』(43年8か月)
3位 『NNNドキュメント』(44年5か月)
2位 『笑点』(48年1か月)
1位 『3分クッキング』(51年5か月)
中でも、国民的娯楽番組となった『笑点』は海外でも36か国で放送されており、林家木久扇師匠がニューヨークに行った時に普通の服装で歩いていると「イエローマン」と気づかれたほどの人気だという。
放送回数は2400回以上となり、来年は50年目を迎える。その『笑点』には大喜利以外にもお笑い芸人や落語家らを呼んでステージを務めるコーナーがある。
『行列』メンバーでも渡部建やフット・後藤が出演した時の映像が流れると、東野幸治と宮迫博之は「呼ばれてないなっ」、「呼ばれてへんわ」と不満そうだった。
初代所長の島田紳助さんが退き、新たに『行列のできる法律相談所』でとった東野幸治、宮迫博之、後藤輝基が交代でMCを務めるスタイルも定着してきた。『笑点』のように長く愛される番組を目指して欲しいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)