このほどデンマークの医学博士が、妻がガミガミとうるさくてたまらないというストレスを抱いている夫は往々にして短命との調査結果を発表した。世界の多くの人々がその結果に強くうなずき、納得している。
“妻に対するストレスを抱えている男性は短命の傾向”との調査結果が医学誌に発表され、話題を呼んでいる。妻へのストレスと一口に言っても、「化粧時間が長い」、「家事がヘタ」から「浪費癖」、「ギャンブル癖」など種類は色々とある。だが今回の調査で特に注目されたのは、何事に関してもガミガミとうるさく、夫を尻に敷きたがるタイプの妻を持った、いわゆる“恐妻家”の男性。夫のストレスは妻が思っている以上で、いつしか食生活に変化が起こり、心身にも非常に悪い影響が出てくる。突然の心臓病や脳卒中がその結果だそうだ。
この調査を行ったのは、コペンハーゲン大学・社会医学部公衆衛生学のRikke Lund博士とその研究チーム。36~52歳の既婚男女約1万人に対し、夫婦間の力関係および夫婦喧嘩などに関する聞き取りアンケートが行われ、結果は『Journal of Epidemiology & Community Health』の誌上で発表された。そこからはじき出されたのは、中年男性10万人のうち315人が妻に対するストレスが間接的原因となって死亡するという数字。その確率は穏やかな結婚生活を送っている男性の2倍で、夫にストレスを与えている妻にはなんら健康被害は出ていないという。
ちなみに英メディア『mirror.co.uk』がこのたびの発表に関して行ったウェブアンケートでは、半数以上が「その通り。うるさい妻を持つと夫は早く墓に入ることになる」と回答している。夫婦喧嘩にならないよう、相手の顔色を見ながら我慢を続けることに意義はあるかといった問いに、これまでは「イエス」と答えてきた男性も、この調査結果を見たら「ノー」へと答えを変えるのかもしれない。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)