お笑いコンビ・COWCOWの持ちネタとして人気の「あたりまえ体操」。日常の当たり前のことを歌にして体操風に振りを付ける「あたりまえ体操」は、分かりやすい歌詞と動きで子どもはもとより、海外でも人気があるという。この「あたりまえ体操」を、実力派俳優と言われる山田孝之がステージで披露した。
東京・新宿の劇場で『真夜中のウシジマくん–世界最速上映祭-』が開催された。これは、5月16日に公開となる映画『闇金ウシジマくん Part2』を一番早く観ようと、15日から16日にかけて日付をまたいで深夜に行われたもの。
この上映祭には、主要キャストの山田孝之、やべきょうすけ、崎本大海、そして山口雅俊監督が登壇したが、作品中で3人が闇金『カウカウファイナンス』の社長や社員であることから、“カウカウ”つながりでお笑いコンビ・COWCOWも登場した。
同じ“カウカウ”ということで以前から気になっていたというCOWCOWは、「僕らは21年前からカウカウなんでね。訴えたら全然勝てるんですよ。でも闇金に訴えるというのもね…」と弱腰だ。
COWCOWは、この日のために作ったウシジマのあれこれを歌詞と振りに盛り込んだ『あたりまえ体操 闇金ウシジマver.』を、平日木曜日の深夜にもかかわらず集まった熱いウシジマファンの前で披露。その後、急遽キャスト3人もこのウシジマver.の「あたりまえ体操」に挑戦することになった。崎本が「やりたーい!」と真っ先に名乗りを上げ、冒頭の挨拶を任された山田はぶつぶつと台詞を復唱して暗記。やべも含めて振りを確認し、いざ本番となると「さあ、みんな! あたりまえ体操、闇金ウシジマver.の時間だよ。今日も元気に行ってみよう!」と山田がハイテンションで宣言。3人が並んで腰に手を当て「あたりまえ あたりまえ あたりまえウシジマくん」と曲に合わせて振りをキメて、観客は拍手喝采、大喜びだった。
クールなイメージのする山田はこの日もほとんど笑顔は見せず、山口監督から「山田君は、(同作で共演しているがこの日は不在だった)綾野剛君がいるともうちょっとフレンドリーなんだけど、カウカウファイナンスのメンバーのときは挑戦的なんだよね。あと、六本木ヒルズだとフレンドリーなんだけどね」と指摘され、山田が苦笑する場面も。その山田が「あたりまえ体操」を照れずに完璧にこなしたことについて、監督は「山田君は役者ですから、役に入るとまったく恥ずかしくないそうです」と解説した。
最後に、山田が同作について「出てくる人たちはみんなクズばかりだけど、それを全うしてやっている俳優たちはかなりカッコイイです。心にかなり響くと思うし、楽しめると思います。キツイところもしっかり観て胸に傷を残して帰ってください」と挨拶し、カウントダウンに合わせて小さな一万円札の紙吹雪が吹き荒れて上映開始となった。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)