エンタがビタミン

writer : tora

【エンタがビタミン♪】ナイナイ・岡村が“鶴瓶のひとりしゃべり”を絶賛。「カッコイイと思います」

ナインティナインの岡村隆史が、ラジオ番組で笑福亭鶴瓶の独演会について触れた。その中で岡村は、たったひとりで2時間も話し続ける鶴瓶の魅力を相方の矢部浩之とともに語っていた。

5月1日深夜に放送された『ナインティナインのオールナイトニッポン』において、ナインティナインの岡村隆史が笑福亭鶴瓶の『太田胃散 PRESENTS 鶴瓶噺2014』を観に行ったことを明かした。4月22日から26日まで世田谷パブリックシアターで『鶴瓶噺』の東京公演が行われていたが、岡村は最終日の26日に行ったそうだ。

「(予定時間から)押す(遅れる)こともなく、2時間バァーっとしゃべっていた」と岡村が舞台での鶴瓶の勢いを話すと、相方の矢部浩之が「カッコイイ時の鶴瓶さんね」と相づちを打つ。これに岡村は「普段はあんまりカッコイイと思うことないんですけど」と冗談交じりに前置きしつつも、「やっぱり、ひとりしゃべりなんか見てるとカッコイイと思いますね」と鶴瓶の印象を語った。

『鶴瓶噺』終了後たくさんの人が鶴瓶の楽屋を訪れていたため、岡村はあいさつだけ済ませその場を後にした。その後、食事をしていた岡村のもとに鶴瓶から電話がかかってくる。岡村は「やっぱり、2時間の漫談をさせたら最強ですね」と感想を伝えたが、「テレビやったら『ワーワー言っているだけ』と思われがちやから、そういうことをお前が言っていってくれんとアカンよ」と鶴瓶はいつもの調子で愛嬌たっぷりに返したという。

このエピソードを笑いながら聞いていた矢部も、鶴瓶に関する話を始めた。矢部は「タモリさんとかはもちろん(鶴瓶さんの実力を)認めてるんだけど、やっぱり『ドヤ顔が腹立つ』とか『はける(舞台を後にする)時は何であんなにカッコつけるの』とか言って、鶴瓶さんをイジるからね」とタモリと鶴瓶の「微笑ましい関係」について口にした。

ちなみに雑誌『SWITCH』の特集「笑福亭鶴瓶 鶴瓶になった男の物語」(2009年)の中で、タモリは『鶴瓶噺』のことを以下のように語っている。

「鶴瓶はまず落語を大切にしている。『鶴瓶噺』はノンジャンルの笑いと落語の中間に位置したものですよね。この三つの要素を持った噺家は珍しい。本人は最初まったくそんなこと思ってもいなかったんでしょうけど、これは大変なことだと思いますよ。」

この日の放送では『鶴瓶噺』の魅力が、岡村の口から改めて語られた。しかし鶴瓶はそんな時でも、後輩の岡村から「『そういうのをラジオ言ってくれ』って言われたから、ちゃんと言っときました」としっかりイジられていたのであった。
(TechinsightJapan編集部 TORA)