エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】昼の番組、視聴率争いはどうなる? サンドの“地引き網”で、月曜は『バイキング』勝利か。

日本テレビ系『ヒルナンデス!』と4月から始まったフジテレビ系『バイキング』は、同じ時間帯で生放送する生活情報バラエティ番組。両番組はスタジオに複数名のお笑い芸人やタレントを揃え、グルメやファッション、ダイエットや美容関連などをメインにしたロケを行い、そのVTRを中心に話を進める番組内容が似ているとされている。番組開始4年目となる『ヒルナンデス!』の方が視聴率が高いこと多いのだが、月曜日に関しては油断できない状況になりつつある。

2011年に始まった『ヒルナンデス!』も、開始直後は視聴率が低迷し“番組打ち切りか”との話題が1年間くらい絶えなかった。毎日たくさんの出演者がいて、グルメ・ロケや色々な分野のランキング・クイズ、川越達也氏の料理コーナーに有名人を招いてのトークコーナーなどと盛りだくさんの2時間。当時はマツコ・デラックスから、“「混沌としているところ」が面白い”と素直に喜べないような番組批評を受けている。そして開始から1年間で、『ヒルナンデス!』は非情とも思えるレギュラー出演者の入れ替えを実施。まず10月から裏番組でレギュラーだったお笑いコンビのオードリーを、電撃移籍させ水曜レギュラーに迎えた。そしてたった1年でレギュラーを卒業となったのが、我が家やフルーツポンチなど。我が家にいたっては杉山裕之と谷田部俊の2人が姿を消し、坪倉由幸だけをレギュラーとして残すという番組側の厳しい決断が下された。こうして『ヒルナンデス!』は視聴者のターゲットを20~40代の女性に絞り、それに合わせての番組作りに成功し軌道に乗せることができたようだ。

一方の『バイキング』は長寿番組『笑っていいとも!』の後番組として注目を集めるも、開始直後はどの曜日も視聴率が低迷。 同時間帯にテレビ朝日系人気長寿トーク番組『徹子の部屋』も移動してきたこともあり、『バイキング』は5月に入っても苦しい戦いを強いられている。

そんな『バイキング』の中で唯一とも思える明るい話題が月曜レギュラー・サンドウィッチマンが担当する、“生中継!日本全国地引き網クッキング”。ライブで鍛えられたどんな場面でも笑いに変えられる2人のトーク力が、生放送の素人相手のロケで存分に発揮されている。MC・坂上忍との掛け合いも絶妙で、ロケ共々“地引き網コーナー”は「ハプニング続出の面白さ」が好評だ。

それに対して『ヒルナンデス!』の月曜日は、レギュラー陣の“手薄感”が心配である。番組開始からレギュラーを務めていた優木まおみが今年3月で卒業し、4月から博多華丸・大吉が新レギュラーに仲間入り。曜日MCは遠藤章造(ココリコ)、そして我が家で残っている坪倉とやたら月曜レギュラー陣は男性が多い。女性のレギュラーは森三中だけなのだが村上知子は産休中で、大島美幸は今月5日の出演を最後に“妊活”休業に入った。残る黒沢かずこと水卜麻美アナウンサー、そして日替わりの女性ゲストで何とかロケをこなし、村上や大島が戻ってくるまで穴を埋めるつもりなのだろうか。

ツイッターにはすでに、「サンドが面白いから月曜だけ、バイキング見ようかな」というつぶやきが見られる。バイキングにとってこの機会は大きなチャンスだ。そして『ヒルナンデス!』に女性レギュラーの新規加入が望めないのなら、月曜日の視聴率争いが大変激しくなりそうな予感である。
(TechinsightJapan編集部 みやび)