人気ご当地キャラのふなっしーに吉本興業が近づいているという情報をお笑いタレントの東野幸治が『ワイドナショー』で口にした。「夢があるふなっしーだけにお金のことはあまり話して欲しくない」と主張する松本人志も、吉本興業の名前が出て驚いていた。
今年の2月に「ふなっしーの年収は2億円」という情報がネットで流れたことがある。5月11日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも「ふなっしーの昨年の年収は1億5000万円を超える」「テレビ関係者からは『出演料の値上げを要求してきた』という噂もある」といった生々しい話題が出た。
ゲストの岩城滉一は「テレビのどのチャンネルを見ても出ているので、もちろん知っている」「みなさん、喜んで見ているのだから、いいんじゃないの? 夢があって…」とふなっしーの活躍に好意的だ。
松本人志(ダウンタウン)も「夢があるだけに、お金のことはあんまり言って欲しくない」と年収や出演料という話題には難色を示した。
進行の東野幸治は「ご本人は(お金のことについて)言っていないが、記事で書かれているだけだ」と説明するが「僕が聞いた噂では吉本興業が近づいているらしい」とさらに生々しい情報を明かしてきた。
「『笑っていいとも!』のグランドフィナーレあたりで、(ふなっしーと思われる人物に)吉本興業が『お互いに儲けましょ』と近づいていったようだ」と状況を伝えると、松本人志も呆れた表情を見せていた。
また、東野はゆるキャラの地位を救ったのはふなっしーらしいという情報も紹介している。それまで、ゆるキャラがテレビ出演する際には「宣伝してやっているのだから無報酬で当然だ」という扱いを受けていた。ゆるキャラ界では「ふなっしーの活躍でテレビもお金を出すようになった」とされているらしい。
そうした裏事情を聞いて松本が「人間が入っているということは、もういいんですね?」とこれまで触れずにいた部分を確認すると、東野も苦笑しながら「でも、ふなっしーに関しては自分がしゃべりますからね」ともはや誰もが認めるところだと言いたげだ。
その上で東野は、「ファンはふなっしーが汗まみれで汚れて臭くなっても頑張る姿を見て応援したくなるそうだ」と人気の理由を分析しており、ふなっしー自身が「やがてブームが去るだろうが、それからも船橋市で子どもたちと遊んでいたい」と語ったその心がけを評価している。
東野幸治は別番組でふなっしーと共演したこともあるからか、いろいろと詳しいようだ。ふなっしーの人気に火がついたのは『スッキリ!!』(日本テレビ)で「加藤浩次がふなっしーを相撲で投げ飛ばして、そのリアクションがウケて出演依頼が増えた」とうんちくを披露すると、松本が「加藤にとって、ある意味、山本や」と笑わせた。
この日は話題に上らなかったが、ふなっしーは収入の中から東日本大震災の支援を続けているという。また、ご当地キャラは昨年の時点で1500体以上もいると言われ、その出演料についてもそれぞれで事情が違うのでひとくくりにはできないことを補足しておく。
※画像は『twitter.com/funassyi』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)