この2人にかかってしまうと、どこでも寄席になってしまうのか。爆笑問題の田中裕二と太田光が、映画『トランセンデンス』の“超越”ナビゲーターに就任し、26日、都内スタジオにて本編前に流れるナビゲーション映像のナレーションを収録した。フリートークでは漫才のごとく暴走しがちな太田のボケに、田中が息の合ったツッコミを交え、録音スタジオをまるで演芸場にいるかのような笑いで沸かせた。

ジョニー・デップ主演としても注目を集める映画『トランセンデンス』。“超越（＝トランセンデンス）”ナビゲーターとして登場した爆笑問題。太田光が「僕はジョニーとも話したんだけど。ジョニー大倉の方だけど」と早速笑いをとり、「『アナ雪』を超えると思います。みんなで歌いたいと思います。少しも寒くないです」と続けて、田中裕二から「そういう雰囲気の映画じゃないからね」と突っ込まれた。

すでに映画を観たという2人は、太田が「難しい映画でした。ちょっと理解できなかったね」とお手上げの様子を見せつつも、「ジョニー・デップは抑えた演技で新境地じゃないですか。なかなか上達してますよ、彼も」と上から目線で高評価。田中も「いつものジョニー・デップとは違う。近未来に起こりそうなすごくリアルなストーリーで、単なるSF映画だけにとどまらない人間の真実の形を問うている奥の深い印象があります」と見どころをしっかりアピールした。

ナレーション収録を終えて、取材陣からAKB48の川栄李奈と入山杏奈が男から切りつけられ重傷を負った事件に話を振られると、田中が「かわいそうだ。早く怪我が治ってほしい。ファンの人もショックが大きいからね」と心配そうにコメント。続けて太田が「若い女の子たちがやってるから警備は万全にしてほしい。許せないよね、本当にね。やるんなら俺のところに来いって思ってるんですけどね」と怒りをあらわにすると、田中が「これ言うとね、（太田の）カミさんがめちゃめちゃ怒るんですよ。周りが迷惑」と太田をけん制した。

映画『トランセンデンス』は、ジョニー・デップがコンピュータの中にインストールされてしまう科学者を演じるSF超大作。クリストファー・ノーラン製作総指揮をはじめ『インセプション』のスタッフが集結した。6月27日（金）先行公開が決定、6月28日（土）全国超拡大公開となる。爆笑問題のナレーションにもぜひ耳を傾けていただきたい。
（TechinsightJapan編集部　関原りあん）