ノルウェーのスカイダイバーがこのほど、“ダイビング中にあわや隕石にぶつかるところだった!”と映像を紹介し、大きな話題になっている。専門家もメディアに「この塊は隕石とみて間違いないでしょう」と断言している。
こちらは『breakingnewss』さんが“Skydiver narrowly avoids meteorite”というタイトルでYouTubeに投稿したあるニュース映像(画像はそのスクリーンショット)。オーストラリアの朝の人気情報番組『トゥデイ』でも、「ノルウェーのスカイダイバーが隕石に遭遇」という話題が大きく取り上げられたのであった。
もしも直撃を受けたら、人間やパラシュートもひとたまりもない隕石。このほどノルウェーで、「オスロ・パラシュート・クラブ」というスカイダイビングチームに所属するAnders Helstrupさんは間一髪の恐ろしい体験をした。その時のことをノルウェーのメディア『nrk.no』には、「パラシュートが開くその瞬間、いつもとは異なる強い抵抗を感じました。映像を確認したところ、僕の脇をすごい速度でかすめていったある塊に気づいたのです」と話している。
ヘルメットに装着されていたビデオカメラが捉えた映像には鳥の存在も映っている。だが翼を広げた鳥とその物体ではまるでフォームが異なっており、Helstrupさんはこの件を「オスロ自然史博物館」に報告。地質学者のHans Amundsen氏は『nrk.no』に、「ある面はスパッと砕け、ある面は丸みを帯びている。これは隕石とみて間違いないでしょう」と述べている。またこれはスカイダイバーの命にも関わる話だが、空中で隕石に遭遇する危険性について同氏は、「宝くじに3度連続で当たるよりも稀な確率でしょう」と説明した。現在、隕石の落下がなかったかヘードマルク県一帯で調査が行われているという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)