エンタがビタミン

writer : tora

【エンタがビタミン♪】『いいともグランドフィナーレ』の感動のスピーチ、爆問・田中裕二と西山アナが陰で支えていた。

久保ミツロウと能町みね子が、『笑っていいとも!グランドフィナーレ』でのスピーチの舞台裏をラジオ番組で語った。そこでは、爆笑問題の田中裕二と西山喜久恵アナウンサーが陰ながら進行を支えていたのだという。

4月21日放送の『タモリの「われらラジオ世代」秘蔵版』(ニッポン放送)において、久保ミツロウと能町みね子がスタッフから聞いた『笑っていいとも!グランドフィナーレ』での“いいともメンバーによるスピーチ”の裏話を明かした。

『グランドフィナーレ』は生放送で3時間以上にわたって放送されたが、番組後半の約1時間半が“メンバーからタモリへの感謝のスピーチ”に充てられた。能町によれば『いいとも』スタッフたちは出演者一人当たりのスピーチの時間配分をざっくりと計算していたが、はじめの方は「その計算よりも早く進んだ」そう。そのため「これだと最後のタモリさん(のスピーチの時間が)余りすぎてしまう」ことを懸念したスタッフは、番組の進行を務めていたフジテレビの西山喜久恵アナウンサーに“ある指示”を出した。それは「ゆっくり間をあけてやって(話して)くれ」であったが、西山アナはこの指示をさりげなく実践しながら“メンバー達がゆっくりとしたペースでスピーチを行える”雰囲気を作っていたのだという。そんな西山アナについて、能町は「(いいとものフィナーレを盛り上げた)助演女優賞としては完全に西山アナですよね」と絶賛した。

また同様に『いいとも』スタッフから聞いた話として、久保が「(生放送という緊迫した状況で)時間が読めたのが爆笑問題の田中(裕二)さんだったらしいんですよ」と言って以下のエピソードを能町と共に明らかにした。はじめの方は(スタッフが)予定していた時間よりも早く進行していったスピーチだったが、中盤に差し掛かってくると一転して「時間がおしてきた(予定をオーバーしてきた)」という。そこで、スタッフは田中に「申し訳ないけど(スピーチの時間を)3分でキッチリ収めてください」とのお願いをした。そして、田中は本当に3分で“タモリへの感謝”を伝えるスピーチを行ったのだ。

また相方の太田光がスピーチを行っていた際にも、田中のさりげないアシストがあった。太田の話が熱くなってきた絶妙のタイミングで「お前こそ(タカアンドトシのタカみたいに相方の)俺を(ステージ上に)呼べよ」と田中がツッコミを入れる場面があったが、実はそうすることで、さりげなく太田の話を“シメ”に持っていくようにしていたのだという。能町は、これらの話をスタッフから聞いた時に「田中さんって何てスゴイんだと思いましたね」との感想を漏らした。

久保と能町の話を受けて、改めて『グランドフィナーレ』での“田中のスピーチ”を振り返ってみたい。「えーお疲れ様でした」とタモリに一礼してから、話を始めた田中は「32年以上やってる司会者(タモリ)が照れちゃってて、慣れてないですよ『いいとも』に。でも、(そう)じゃなきゃ長続きしなかったんだなと思いました」と笑いながら語った。そして「ずっと、こういう大人になれたら最高だなって思って(タモリのことを)見てました。本当に32年間ありがとうございました」とタモリへの感謝で締めくくられた田中のスピーチは、(計測したところ)2分57秒と“ほぼ3分”であった。

涙あり笑いありでフィナーレを迎えた『笑っていいとも!』だったが、そこには進行を務める西山アナ・出演者そしてスタッフたちの“完璧な連係プレー”が隠されていたのだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)