銀座の数寄屋橋交差点に建つソニービル。そこに明るい日差しを浴びながらスパイダーマンスーツに身を包んだ中村獅童が颯爽と現れた。通りがかった一般通行人も見守る中、『巨大スパイダーマン除幕式』が行われた。
15日、人通りも多い夕方、銀座のソニービルで歌舞伎役者・中村獅童による巨大スパイダーマン除幕式が行われた。中村は自他ともに認める芸能界きってのスパイダーマンファン。その熱烈ぶりはプライベートでも犬の散歩や近所のパトロールの際にスパイダーマンスーツを着用するほどだ。最新作『アメイジング・スパイダーマン2』ではスパイダーマンの敵のエレクトロ役の声を吹き替え版で務めている。
スパイダーマンスーツを着て意気揚々と登場した中村は、「スパイダーマンは子供の頃から大好き。でも銀座でこの格好をするとは思わなかった」と心境を明かしたが、「このスーツは2014年バージョンで新調したもの。今日のために筋力トレーニングをしてきた。このスーツを着るためには体型も整えないと」と準備万端、満を持しての登場だ。その言葉通り、中村のスーツ姿は胸板も厚くスーツの下の筋肉が見てとれ、まさにスパイダーマンのようでとてもよく似合っている。
現在、ソニービルの壁面には、スパイダーマンの蜘蛛の糸が張り巡らされている。このような大掛かりな装飾は同ビルでは初めてだという。そして同じく壁面に設置された約2.5mの巨大スパイダーマンフィギュアにかけられた布を外してお披露目するのが、除幕式での中村の役目だ。
「中村獅童、41歳、引っ張ります!」と堂々宣言して、「3、2、1、アメイジング!」の合図でお披露目となったが、紐を引いても引いても布が外れない。休憩をはさみながら再度紐を引っ張り、ようやく布が外れて壁面のスパイダーマンが姿を現すと、中村は「紐が長いし、硬いよ…」とこぼしていた。
このスパイダーマン仕様のソニービルは、5月3日まで見ることができる。蜘蛛の巣も夜にはライトアップされるという。
また、館内では『アメイジング・スパイダーマン2』の特別展示を4月16日から5月21日まで開催(予定)。実際に撮影に使用されたスパイダーマンスーツやエレクトロの衣装も展示される。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)