アイドルグループ・Sexy Zoneが福岡ロケでぶっちゃけトークを繰り広げた。ツアーで移動中の車はカーテンを閉めており、ホテルからは一歩も出られない状況という彼らは初めてのびのびと福岡の街を楽しんだ。トークでも普段は聞かれない本音が飛び出して、修学旅行のようなノリだった。
4月27日に放送されたFBS福岡放送のバラエティ番組『ナイトシャッフル』に、Sexy Zoneが出演した。まずは、一度堪能したかったという明太子料理を食べてご機嫌となった5人はバス中でのトークも盛り上がった。
16歳の松島聡が「Sexy Zoneに入って一番嬉しかったことは海外に行けたことだ」と明かすと、「普通だよねー」とマリウス葉が上から目線で言う。マリウスが「海外が初めてって聞いた時はウソだと思った。僕は14歳でいろんなところに…」と続けていると、「お前はテークオフしろよ!」と中島健人や菊池風磨からどつかれていた。
「テークオフしろよ」とは海外でハンバーガーショップに入った松島が、日本のノリで「テークアウトで」と言おうとして「テークオフで!」と離陸してしまった失敗エピソードによる。それを使って中島がマリウスに「飛んでいってしまえ」と突っ込んだようだ。
ちなみにマリウス葉はドイツ・ハイデルベルク出身で父がドイツ人、母が日本人だ。宝塚歌劇団にいた母を見て宝塚に入りたかったが、男性なのでジャニーズを目指した。日本語・ドイツ語・英語を話すことができるのが自慢だが、菊池風磨から「海外でも英語でしゃべるが、その内容を日本語に訳せないのが残念」と明かされた。
食事の後は、佐藤勝利の希望でラジコンカーが楽しめる室内サーキットを訪れた。他のメンバーも盛り上がり「福岡に来て一番楽しいかも」とハイテンションである。佐藤は中島健人の誕生日にフェラーリ型のラジコンカーをプレゼントするほどラジコン好きなのだ。
バツゲームを賭けたカーレースではその中島が優勝して、佐藤は2位となった。「ラジコンカーをくれたので部屋でいつも走らせていたから。勝利のおかげで勝てた」と中島から言われて佐藤も嬉しそうだ。一方で、ラジコンの操縦に不慣れだった菊池とマリウスは苦戦して、最下位となったマリウスは真剣な声で「ねえ、おとな! ちょっと助けてよ! unfair(アンフェア)!」と訴えた。
結局、最下位を受け入れたマリウスはバツゲームにものまねを披露。「みんな知っていると思うけど、“北川クリステル”さんをやります」と言ったのでみんなずっこけた。呆れた中島健人は、「北川景子さんはお前が出ている『悪魔ちゃん』の主演。滝川クリステルさんは五輪招致の時の人。“北川クリステル”ってどうした!?」と真剣に教えていた。
マリウス葉も何かとメンバーから指摘されることが気になっているようだ。次の食事処で、日頃口にできない本音をフリップで明かしたところ、マリウスが書いたのは「いつか仕返しをしますよ! 覚悟してね」というものだ。他の4人も彼のカミングアウトに「え、怖い怖い!」と驚く。
マリウスは「みんなが毎日いじってくるんですよ~、いつか僕もみんなをいじりたい!」とその気持ちを明かすと、「最初にいじりたいのは風磨くんかな」と名指しする。菊池は頭を抱えていた。
実はその菊池もマリウスに言いたいことがあったのだ。ツアーで地方に宿泊すると、マリウスが必ず菊池に「今から行っていい?」と電話して部屋にやってくるという。菊池は「僕が他のメンバーの部屋に行ってたりすると、マリウスが勝手に僕の部屋で寝ている」と困っていた。
さすがにマリウスも恥ずかしかったのか「この話は置いておいて…」とはぐらかすが、松島聡から「戻しまーす」と許してもらえない。ところが、その松島こそがマリウスの行動に関係していたのだ。宿泊する時にはマリウスと松島は同じ部屋らしい。
「聡ちゃんと2人部屋だけど、つまんない。本当に何もしゃべらない。いや、しゃべるけど、つまんない!」とマリウスから告げられた松島聡はショックを受けていた。かといって、いつもマリウスにおしかけられる菊池風磨の悩みも解決する見通しはつかなかった。
2011年9月29日にSexy Zoneが結成された時は、ジャニーズ歴代最年少グループとして話題になった。マリウス葉は当時11歳でまだ子どもっぽさが残っていたが、今ではこれほどトークに加われるようになった。他のメンバーも彼の成長を頼もしく感じて安心していじっているようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)