エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】きゃりーが「悲しい」。セカオワとラッパー“不可思議/wonderboy”を聴く。

きゃりーぱみゅぱみゅが親交のあるSEKAI NO OWARI(セカオワ)のメンバーとお酒と音楽を楽しんだようだ。セカオワのSaoriがツイッターでその時に聴いた楽曲についてつぶやいている。それは不可思議/wonderboyというポエトリーラッパーのものだった。

不可思議/wonderboyは大学時代にラップと出会い、その後ポエトリーリーディングに影響を受ける。ラップの傍らで数々の詩人とも出会う中で“ポエトリーラップ”というスタイルを作り上げた。詩人・谷川俊太郎のイベントでは彼の詩をラップにした楽曲『生きる』を披露して、後に谷川本人から音源化を許されている。

2011年5月4日には1stアルバム『ラブリー・ラビリンス』を発表するが、6月23日に不慮の事故により亡くなった。24歳だった。

それからおよそ3年が経つ今年の4月21日。SEKAI NO OWARIのピアノ担当・Saoriが『Saori(SEKAINOOWARI)(saori_skow) ツイッター』でボーカルのFukaseやきゃりーぱみゅぱみゅと一緒に飲んでいることをつぶやいている。3人は仲が良くて一緒に飲むことも多いようだ。

彼女が「今一緒に聞いてる。彼は新宿で数人のお客さんの前で『いつか売れた時に、ここで見たことを自慢にして下さい』と叫んでいた。若くして交通事故で亡くなってしまった」と、その動画『【路上LIVE】「Pellicule」by 不可思議/wonderboy』に触れ、きゃりーは「悲しい」とつぶやいている。

Fukaseも『Fukase(SEKAINOOWARI)(fromsekaowa) ツイッター』で「凄く好きな曲。…素晴らしい曲だと思います」と感想を伝えていた。時を経て亡きポエトリーラッパーの思いが今のアーティストの胸に響いていることに感動する。

不可思議/wonderboyの作品集『不可思議奇譚』が今年の5月4日にリリースされる。

※画像は『twitter.com/pamyurin』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)