スキー事故で脳挫傷に見舞われ、長く昏睡状態にあった元F1王者ミハエル・シューマッハ氏について、医師団がついに楽観的観測を語ったもよう。マネージャーが「回復に明るい兆し」との発表を行った。

昨年12月のクリスマス休暇中に起きたスキー転倒事故により、開頭手術を経て11週間も昏睡状態が続いている元F1王者のミハエル・シューマッハ氏。鎮静剤による人工的な昏睡について、最近では投薬量を減らすことにより徐々に目を覚ます状態にあると伝えられていた。

その後、嚥下性肺炎を発症し、強力な抗生物質の投与により回復したことなどが伝えられた際は、同氏および家族のプライバシー保護が繰り返し呼びかけられたが、そんなシューマッハ氏の最新情報が12日にマネージャーのサビーヌ・ケム氏から発表された。

「小さな明るい光がついに見えてきました。でもここが忍耐の時だそうです。私たちは完全なる回復への希望を捨てていません」という内容で、ケム氏が発言には非常に慎重な姿勢を貫いてきたこともあり、これにはファンや関係者も一安心。欧州のメディアには、そのスキー旅行に同行し、ずっと彼の家族に心を寄せているフェラーリ・チームの仲間たちのほっとした様子やコメントを伝えているところも多い。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）