『モテキ』、『アゲイン!!』などで知られる漫画家・久保ミツロウ氏が自身のラジオ番組で、最後の出演となった3月24日放送『笑っていいとも!』の裏話を述べている。特にご当地キャラ・ふなっしーの“優しさ”には、感動したそうだ。
感極まったふなっしーがエンディングで号泣したと話題になった、3月24日放送の『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)。久保氏がこの日の番組で最初に登場したのは、「ドキドキアンケート だんだん減らしまSHOW」のクイズ回答者としてだ。
3月10日から毎週月曜日3週限定で「しんご×ミツロウの妄想マンガ描いていいとも!」に出演した久保氏の登場場面は、CM明けに映し出された舞台で椅子に座った状態からコーナーが始まっていた。だがこの日はクイズ回答者として名前を読み上げられてから、スタジオの外から勢い良く入っていかなければならなかった。“どうやって入っていくんだろう?”。特別な説明を受けていなかった彼女は戸惑い、その不安を一緒に待機していた林修先生に訴えたそうだ。すると林先生からは、「ちゃんと、ふなっしーが道を開けてくれますよ」との答えが返ってきたという。いつもの月曜日は名前を読み上げられると奇声をあげながらスタジオに入っていくふなっしーに先導されるように、林先生が微笑みを浮かべて後に続いて入っていたのだ。
スタジオの外での待機中もふなっしーは久保氏の緊張を和らげるためか、「夜のイリュージョン!」(久保氏のふなっしー妄想漫画のネタ)をやってくれたおかげで大笑いしながら過ごしていたらしい。お客さんが誰もいない所で私のためだけに―と、感激する久保氏。
またクイズコーナーでふなっしーと久保氏は同じチームとなり、回答者ブースに案内された。彼女を前に立たせ、邪魔にならないように後ろに立っていたふなっしー。このクイズはテーマに関するアンケートを観客に実施し、だんだんと順番に該当する人数を減らしていかなければならない。2周目の時の回答はふなっしーの発案で、“モテ期がきたことがある人”となった。久保氏の代表作と絡めた内容に、「ふなっしー頭良いなぁ、優しいなぁ」と感心していたそうだ。
「仕事で依頼されたものの、私みたいな素人が出ていいのかとの思いはあった」と、3月25日深夜放送のラジオ番組『久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で久保氏はしみじみ語る。そして「芸能界のみんなが憧れる場所にいられたのは、すごく楽しかった」と、『笑っていいとも!』ラスト出演に関する話題を締めたこの日の『オールナイトニッポン』も、彼女がパーソナリティを担当するのは最終回であった。2014年の3月は久保氏にとっても、感慨深いものとなったはずである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)