エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】思い出の「卒業ソング」TOP20に“サイモン&ガーファンクル”や“舟木一夫”もランクイン。

音楽情報誌『CD&DLでーた』が公表した“心に残る思い出の「卒業ソング」 総合ランキングTOP20”で、1位に「卒業写真」(荒井由実)、2位に「贈る言葉」(海援隊)といった定番ソングがランクインしている。そんな中でEXILEやレミオロメンといった比較的新しい世代から松田聖子、イルカそして舟木一夫など時代とともに思い出の楽曲が変わることが実感できる結果となった。

3月の卒業シーズンを迎えたこの時期、様々な場所で話題となる「卒業ソング」。『CD&DLでーた』が10~60代の男女を対象とした“心に残る思い出の「卒業ソング」”を調査したところ、次のような結果が出た。

1位 「卒業写真」(荒井由実)
2位 「贈る言葉」(海援隊)
3位 「仰げば尊し」(唱歌)
4位 「卒業」(斉藤由貴)
5位 「卒業」(尾崎豊)
6位 「蛍の光」(唱歌)
7位 「旅立ちの日に」(唱歌)
8位 「3月9日」(レミオロメン)
9位 「my graduation」(SPEED)
10位 「さくら」(森山直太朗)
11位 「乾杯」(長渕剛)
11位 「制服」(松田聖子)
13位 「春なのに」(柏原芳恵)
14位 「なごり雪」(イルカ)
15位 「サウンド・オブ・サイレンス」(サイモン&ガーファンクル)
16位 「高校三年生」(舟木一夫)
17位 「卒業-GRADUATION-」(菊池桃子)
18位 「想い出がいっぱい」(H2O)
19位 「道」(EXILE)
19位 「翼をください」(赤い鳥)

一見して、EXILEやレミオロメンなどの平成ソングから昭和30年後半~50年のイルカやサイモン&ガーファンクル、舟木一夫の楽曲まで幅広い結果となったことが分かる。

ところが、調査では“世代別”、“性別”などセグメントを分けた集計も行ったものの、どの世代においても、そして性別をまたいでもランキング結果にはほとんど差がなかったという。

「仰げば尊し」などの唱歌や「贈る言葉」、「乾杯」、「翼をください」のように卒業式あるいは卒業日のクラス会などで歌われる楽曲と尾崎豊の「卒業」や松田聖子の「制服」など個人の思い出の曲に大きく分かれるのではないだろうか。

『校舎の窓ガラスを割った』という歌詞の「卒業」を合唱しては尾崎豊もあの世で苦笑するだろう。「制服」は好きな男子に思いを伝えられないもどかしさを歌ったもので、松田聖子の隠れた名曲とされる。「3月9日」(レミオロメン)はミュージック・ビデオが卒業式のシーンとなっていることから“卒業ソング”として定着したという説もある。

そんな中で「サウンド・オブ・サイレンス」(サイモン&ガーファンクル)は、映画『卒業』(原題:The Graduate)のテーマ曲なのでそのイメージが強いようだ。“卒業ソング”として認識する者は少ないのではないだろうか。

「高校三年生」(舟木一夫)は、1963年6月にリリースされた舟木一夫のデビューシングルで大ヒットした楽曲だ。内容も高校生活がもうすぐ終わる気持ちを歌っているのだが、今の時代に“思い出の「卒業ソング」 ”としてランクインするとは意外だった。

【調査概要】
調査対象 : 自社で運営するeb-iの20万人のパネルをもとに、全国47都道府県の10歳から69歳までの エンタメ接触ユーザーを抽出し、4250人(男性2330人、女性1920人)から回答を得た。
調査手法 : インターネットによるWeb調査
調査期間 : 2014年2月3日~2月4日
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)