エンタがビタミン

writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】しまじろう自らが映画鑑賞の素晴らしさを伝授! 商魂たくましい姿にママたちは「露骨すぎ」

しまじろうとは、幼児向け通信教育教材『こどもちゃれんじ』および同教材を原作とするテレビ番組『しまじろうのわお!』に登場する主人公のキャラクターだ。10分ほどのアニメでは毎回、視聴者である子供たちに季節ごとの行事を教えたり、友達の大切さを教えるなど教育的な内容になっている。そして、この3月には劇場版『しまじろうとくじらのうた』が公開されるのだが、その新手の宣伝方法にママたちは驚いている。

前回放送のアニメ『ぼくをえいがにつれてって』(テレビ東京系)は、いつもとは違う内容になっていた。冒頭しまじろうはお金持ちの友人“ぽん太郎”が映画を観に行ったことを知る。しまじろうも行きたいと家族を誘うが、母は「まだ、妹が小さいから映画は行けないわ」と渋る。すると、“ぽん太郎”の執事が「映画館は明るかったから小さい子でも大丈夫」「途中休憩もあるから」と教えるのだ。周りの大人たちも、みんなで映画を観る素晴らしさや良い思い出をしまじろうに語る。次にしまじろうは父を誘うが、仕事で行けないと断られてしまう。しかし父は映画の監督名を見て遠い目をしながら「懐かしい」と観に行くことを決断。

こうして数々の問題を乗り越え、ついに家族で映画に行く当日。なんと洗濯機が壊れてしまい家中が水浸しになるという問題が発生。ここで母はあえなく留守番かと思われたが「家族みんなで行きたいんだ」というしまじろうの熱い言葉に、みんなで急いで拭き掃除を手伝う。最後には、無事家族全員で映画を観ることができたというストーリーになっていた。

アニメが終わると、映画『しまじろうとくじらのうた』のCMが流れた。確かにしまじろうの映画上映中は、子供向けに照明や音量の調整をしているようだ。また途中休憩もあり、毎年恒例のしまじろうコンサートのノウハウが生かされているようで、子供を飽きさせない工夫をしている。

今回のアニメ放送後、ネット上などでは「露骨すぎ」などといった反応がみられた。しかし、しまじろうの商魂たくましい姿からビジネスの何かを学んだ大人は多いのではないか。

※ 画像はでんぱ組.inc・『相沢梨紗 risacheeese Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)