歌手の井上陽水が『笑っていいとも!』のトークコーナーにゲストとして登場した。同じ福岡県出身のタモリと親交の深い陽水は、プライベートの話で盛り上がりを見せた。さらに“タモリを褒める歌”を披露した陽水。タモリはこれを聴くと、照れくさそうに感謝の気持ちを伝えていた。
3月19日に放送された『笑っていいとも!』の「テレフォンショッキング」に、歌手の井上陽水がゲスト出演した。彼は客席からの歓声を浴びつつ、右手にはギターを左手には4月からスタートする自身のツアー『井上陽水 氷の世界ツアー 2014』のポスターを持って悠々と登場。番組MCのタモリがほほえみながら「ずいぶんゆっくりと出てきましたね」とツッコミを入れると、陽水は「春めいてきましたんで、まぁそう慌てることはないんじゃないかと(思って)」と答え、会場の笑いを誘った。
同じ福岡県出身で長い付き合いのあるタモリと陽水は、プライベートでの話に花を咲かせる。先日、陽水から“青山で魚食ってます”とだけ書かれた短いメールを受け取ったというタモリは、「あれは何が言いたいんですか?」とその真意を尋ねた。陽水は、そのメールには「(自分は)青山で魚食ってる。もし、おたく(タモリ)も六本木で酒飲んでるんだったら合流しませんか?」との意味が含まれていたと説明。笑いながら、「(裏側にある意味を)あなたはどうして察することができないんですか」とタモリに迫った。メールの謎がやっと判明し「そういうことですか」と納得した様子のタモリは、「(でもその日は)六本木にはいませんでしたね」と語っていた。
また、陽水は「テレフォンショッキング」出演の前日に、“『いいとも』を長年やってきたタモリを褒めたたえる歌”が完成したことを明かす。そして、持参したギターを手に「タモリに贈る歌」と題して、『いいとも』の“歴史の長さ”と“一足早いお別れ”を告げる内容の歌詞をしっとりと歌い上げたのだ。
タモリは陽水の歌を聴き終えると、手を叩いて「おーいいですね」と感想を述べた。歌い終えた陽水が「2人で会ってる時は、なかなかこんなこと言えませんもんね」と言うと、タモリも「こういう場じゃないと、私も何か真面目にお礼も言えず申し訳ございません」と照れながら感謝の気持ちを口にしていた。
昨年に放送されたラジオ番組では、笑福亭鶴瓶が『タモリのオールナイトニッポン』と出会ったきっかけとして井上陽水の存在を挙げていた。また先日の『笑っていいとも!』でとんねるずの石橋貴明が陽水とともにタモリ宅を訪問した際のエピソードを紹介するなど、タモリと陽水は親交が厚い。この日の放送はそんな2人の楽しそうな様子はもちろんのこと、ひたひたと『いいとも』が終わりに向かっていることを改めて感じさせるようなものとなった。
(TechinsightJapan編集部 TORA)