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writer : maki

【エンタがビタミン♪】はしのえみ“ブランチ卒業”に惜しむ声。「姫様いなくなってしまうの?」

TBSの情報バラエティ『王様のブランチ』のレギュラー、はしのえみが3月29日の放送で卒業した。最後の放送ではMCの谷原章介、本仮屋ユイカにリポーターの鈴木あきえと卒業旅行を楽しみながら、はしのえみが番組デビューしてからの18年間を振り返った。視聴者も彼女の卒業を惜しんでおり、ツイッターで「はしのえみがブランチ卒業とか悲しいわー」、「一時代が終わるって感じだなー。今出てる人の中で一番長いんじゃない?」とつぶやいている。

はしのえみは、欽ちゃん劇団に入って活動していたが、一時休業した時期がある。そんな彼女が『王様のブランチ』のブランチリポーターとして初出演したのが1996年7月6日だった。その番組を卒業することとなった2014年3月29日の放送では、彼女の成長する姿が映し出された。

TBSの正面玄関前から生放送された“有名人のそっくりさん大会”の進行を笹峰愛(当時の芸名)と2人で務めたのが、はしのえみの番組デビューだった。当時は“橋野恵美”を名乗り、まだ22歳。ミニスカートにノースリーブの初々しい姿をVTRで見た谷原章介は「えみちゃん、セクシー!」と叫んだほどである。今のはしのえみは、鈴木あきえから「輪郭とかお顔もあまり変わってないですね」と確認されると、「イジってないですから!」と笑っていた。

坂下千里子らとリポーターとして活躍したはしのえみは、明るくおもしろいリポートが受けて、やがてエースリポーターへと躍進を見せる。1998年にはアイドルユニット・BRAN-KOとしてCDデビューも果たし、3枚のシングルを出している。センターはもちろんはしのえみだ。

その頃から彼女は、キャラに扮してリポートする形を確立しており、“コギャル”や黒縁めがねの純朴な少年“えみお君”、お風呂大好き少年“混 浴男(こん・よくお)”などで人気をつかむ。VTRでそれらのキャラが紹介されると、「“混 浴男”なんて、ここで見なかったら一生忘れていた」と懐かしむはしのえみも、当初は悩んだ。

リポーターとなった時には、他に同世代の可愛い女の子がいっぱい並んでいた。彼女は『これは、かわいさで勝負しても、しょうがないな』と考えた末に、「欽ちゃん劇団で学んだことを生かして個性を出そう」とキャラクターに扮してコントっぽいことをするロケを引き受けたという。

そこから誕生したのが“姫様”のキャラクターだ。はしのえみが24歳の時で、“姫様”をフィーチャーしたコーナーはそれから15年以上続いている。

「他の番組で共演者から『あ、姫様だ!』と言われて人気を実感した」という彼女は、その15年間で近藤真彦や木梨憲武(とんねるず)にヴィクトリア・ベッカム、ビヨンセなど数々の大物芸能人や海外セレブと共演したのだ。

VTRで若い頃の自分を見たはしのえみは「22歳とか24歳でけっこう踏ん張って頑張ったんだな」と感慨深く語ると、「18年経った今、昔の自分に『頑張ってるよ!』と言ってあげたいし、これから18年後の自分が今の自分を見てそう言えるように頑張らなきゃ」と気を引き締めた。

この日は、出水麻衣アナウンサーと杉山真也アナウンサーも同番組を卒業することから、エンディングでは3人から改めてあいさつがあった。

はしのえみは「18年間、毎週土曜日はTBSにいたのでまだ全然実感が無い。来週のブランチは必ず見るので、家でテレビをつけたときに初めて実感すると思う。もしかしたら間違えてTBSに来るかもしれない」と涙目で微笑んだ。

「ブランチに出会っていなかったら、くじけて鹿児島に帰っていたと思う。本当に人生の中で大きな出会いだった」という彼女に、谷原章介は「18年間ずっとえみちゃんがブランチを一緒に育てて盛り上げてくれた。僕らも次のステップに進んでいきますが、みんなで応援している」と言葉を送った。

別れのシーズンだけに、メディアでも『笑っていいとも!』や『はなまるマーケット』の終了やレギュラーの交代などが続く。はしのえみの『王様のブランチ』卒業についても、ある視聴者の「姫様いなくなってしまうの?」といったつぶやきに共感する者は多いだろう。

※画像はYouTubeのスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)