3月20日、TOHOシネマズ日本橋にて『アナと雪の女王』大ヒット御礼舞台挨拶が行われた。本作品は第86回アカデミー賞主題歌賞・長編アニメーション賞をW受賞している注目の話題作である。ゲストとして、日本版吹き替えを担当した神田沙也加、松たか子、ピエール瀧と日本版主題歌を担当したMay J.が壇上に上がり、挨拶した。古き良きミュージカル手法とCG技術を融合させた試みが日本でも多くの人々の支持を得ている。「アナ派」「エルサ派」などすでにファンのなかでも「推しキャラ」が分かれる中、会場でも作品内でも一際目立っていたのがオラフ役・ピエール瀧であった。
アナ役の神田沙也加、エルサ役の松たか子が観客に挨拶をする中、独特の存在感を放っていたピエール瀧。彼が演じている雪だるまのオラフは、アナと共にエルサを探しにいくお供として、ちょっぴりチャーミングな役どころで登場、劇中でも笑いを誘っている。普段は『電気グル―ヴ』で音楽活動をしているピエール瀧だが、楽譜を読むことができず、自分が歌っている曲とは様子が違うため、今回の歌の収録には苦戦したことを語っていた。また、自身が所属している『電気グル―ヴ』が今年で25周年を迎えることを話すと、松たか子から「すごーい!」と言われ、得意げな表情を見せた。
日本興行収入10億円突破、観客動員人数100万人を突破したこと、これから目指せ100億円突破を記念して、氷樽の鏡開きが行われた。スチール撮影の際には、「こちらに目線をお願いします」という記者に対し、ピエール瀧は「僕を撮る時は高価なカメラにして下さい! 一応一眼レフで撮ってほしいかな!」と話し、会場を沸かせた。
世界興行収入は10億ドルを突破。アメリカでは、エルサが『Let It Go』を歌うシーンで観客が大合唱する光景が見られ、また、個人が歌ったものがYouTubeにアップにされているなど、社会現象にもなっている『アナと雪の女王』。今日の会場でもアナとエルサの格好をした観客が、ポスターの前で記念撮影をしている姿が見られた。日本でも『アナと雪の女王』旋風が巻き起こることは必至だ。
運命によって引き裂かれた王家の美しい姉妹を主人公に、凍った世界を救う「真実の愛」を描いた感動ストーリーが描かれている『アナと雪の女王』。劇中で歌声を披露している神田沙也加(アナ)と松たか子(エルサ)の評価も非常に高く、神田の歌声を聴いたジェニファー・リー監督は涙したほどだという。ディズニーヒロイン作品史上初W主演ということもあり、この作品のファンもアナが好き! エルサが好き!と分かれるところだ。早くもリピーターが多いこの作品を見る際に、今度はオラフに注目して見ると、さらにファンになるだろう。
触れるものを凍らせる「禁断の力」を持つ女王エルサ(松たか子)は、その力を制御することができず、真夏の国を冬に変えてしまう。雪の女王となったエルサと王国を救うため、妹のアナ(神田沙也加)は雪山の奥深くへと旅に出る。果たして、アナはエルサを救うことができるのか!? 王国を救うことができるのか!?
(TechinsightJapan編集部 AMI)