『THE MANZAI 2013』覇者として、現在数々のテレビ番組に引っ張りだこのウーマンラッシュアワー。視聴者が彼らに抱く印象の中で“村本の強烈なキャラクター”が占める割合は大きいだろう。しかし、そんな村本の“嫌われキャラ”が崩壊する場面が訪れたのだ。
2月3日の深夜に放送された『ギリギリくりぃむ企画工場』は、年末年始、自分の身に起きた出来事をインパクトの強さから「大・中・小」の3つに分けて、出演者たちが披露していく企画だった。たんぽぽの川村エミコによる「東北行の新幹線で安倍首相と同じ車両になった」時の話など数々の印象的なエピソードが紹介されていく中で、ウーマンラッシュアワーの村本大輔はいつも通り“嫌われキャラ”全開で臨んでいた。
番組のMCを務めるくりぃむしちゅーの2人を「有田と上田は?」と呼び捨てにしたため上田晋也から「一応年上だから」と笑いながら指摘されると、村本はすかさず「(『THE MANZAI』の)チャンピオンなのに?」と返した。また、村本は“嫌なキャラ”をさらに強調するため「(自分は)この後も仕事いっぱいあるので(この番組の収録は)できれば巻き(早め)でお願いします」と発言。作戦通り上田から「初対面だけど嫌いだわ」との言葉を掛けられていた。
しかし自分の母親がVTRで登場すると、村本のキャラに変化が生じた。“やさしそうな雰囲気”の村本の母は家族に起こった「大・中・小」のニュースを紹介したのだが、その内容も「ブライダルの広告チラシに(大輔の)弟夫婦の結婚式での写真が使われていた」ことや息子の活躍への感謝の言葉などといった何とも温かいものとなっていた。VTRが終わると村本はうつむいたまま、しばし沈黙。そんな村本に有田哲平が「お前、実はいいお母さんから生まれた“いい子”なんだろ。もう無理するな」と迫ると、これに同調した上田も「『THE MANZAI』で優勝した時にお母さんになんて言ったの?」と質問を投げかける。“キャラ”と“本音”との間で揺れる村本は、くりぃむの2人に「本当(に言った)言葉ですか?」と確認を取る。そのやり取りを何度か繰り返しながら、ついに意を決した村本が優勝時の電話で母親に次の一言を伝えたことを明かした。
「産んでくれてありがとう」
これを聞いたNON STYLEの石田明は、笑いながら「めっちゃエエ奴やないか」とツッコミを入れていた。普段は攻撃的な言動で“嫌われキャラ”に徹する“ウーマンラッシュアワー 村本大輔”だが、それはあくまで“キャラ”だということがこの日の放送で図らずも判明したのだった。
(TechinsightJapan編集部 TORA)