エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】大島優子が美術館で“脳みそグリグリ”される。「衝撃的だったのは“James Turrell”」

AKB48の大島優子が趣味の美術館巡りについてブログで語っている。美術館でアートを見て作者の気持ちを考えるのが大好きだという彼女だが、自分の幅を広げるために敢えて「好き嫌いは作らないようにしている」とかなり凝っているようだ。そんな大島がこれまでに見てきたアートの中で「あまりにも衝撃的だったアーティスト」がJames Turrellだという。

大島優子といえばスノーボードが得意で、歌手のaikoに指南するほどの腕前だ。ユニット・Not yetの2枚目シングル『波乗りかき氷』のイベントではプールの人口波でサーフィンに挑戦。見事に乗りこなしてメンバーの指原莉乃を「そこは、水に落ちなきゃ」とがっかりさせたこともある。

スポーツウーマンとして知られる彼女が2月6日の『大島優子オフィシャルブログ「ゆうらりゆうこ」』で「美術館巡りや観劇などが趣味なんだけど」と芸術的な趣味について明かしている。女優を目指す彼女だけに時間があれば観劇していることはこれまでもブログで伝えてきたが美術館にそれほどハマっているとは意外だった。

昨年の9月にはポーラ美術館でクロード・モネの絵画を見た際に「絵のことはよくわからないけど風景画が自分の好みらしいです」と感想を述べており、観劇に比べると美術館はそれほど行っていない印象を受けた。

ところが、今回のブログでは「作者が何を考えて作ったのか、その時の心理状態はどうなっていたのか、なんて考えながら見るのが大好き」とかなり入れ込んでおり、「アートにも好みがあると思うけど、それで選別していたら自分の幅は広がらない」と薦められたものを見るスタイルだと言い切る。

美術館が大島優子をそこまで夢中にさせるのは「天才の頭の中は凡人の私にはとても理解できず。考えても考えても、感じても感じても、脳の中は覗けていない気がする」という作品たちとの出会いだろう。

今年の正月休みにロサンゼルスを訪れた彼女は、郡立美術館 (LACMA)でピカソの作品を見ては「この人は何を思い描いていたのだろう」と天才の頭の中を覗こうとする。彼女はそうやって「美術館の展示物は、脳みそをグリグリと刺激されているように頭を痛くさせてくれました」「自分の脳みそで、動かしたことのない部分をつつかれているようで初めての感覚」とすっかり引き込まれていた。

さらには「あまりにも衝撃的だったアーティストがJames Turrell」だという。「無造形アートを造るアーティストで光と影を使うのだけど、不可解すぎて頭がパンクしそうだった…」と脳みそをかなりグリグリされたようだ。

そんな大島優子が「彼には壮大な計画があるようなので、一生注目していたい!」とまで夢中になる“James Turrell”とはどのようなアーティストなのか。

James Turrell(ジェームズ・タレル)は1943年にロサンゼルスで生まれているので現在は70歳を過ぎている。光と空間をテーマとした作品を制作している現代美術家で、今も精力的に活動しているのだ。

作品は絵画や彫刻ではなく部屋一室を活用するような大がかりなものだ。「屋内に設置され、プロジェクターなど人工の光や、天井などからの自然光を使った作品」、「『ソフト・セル』や『ガスワークス』など、人間一人が入り、感覚を遮断したり操作したりする作品」、「光を感じることのできる場所作り『ローデン・クレーター』」に大別される。

特に『ローデン・クレーター』(Roden Crater)は彼のライフワークとなる壮大なものだ。アリゾナ州のフラッグスタッフ郊外の高地砂漠地帯(約40万年前にできた。サンフランシスコ火山地帯にあたる)で、1975年ごろに彼が見つけた直径約300m、高さ約200mの噴火口を地主を説得して購入した。そのクレーターに土木工事を行って、天然のすりばちを“宇宙のパノラマを眺める巨大な裸眼天文台”にする計画なのだ。大島が「一生注目していたい!」と興奮するのも分かる。

3月29、30日に開催されるAKB48の東京・国立競技場公演でグループを卒業することを発表した大島優子。卒業曲『前しか向かねえ』の内容のごとく、これからの自身のステージに向けて学ぶ意欲が尽きることは無い。

※画像は『グッゲンハイム美術館 guggenheim Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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