再ブレイクと話題のモーニング娘。’14が『GiRLPOP 2014 SPRING』の表紙・巻頭を飾った。インタビューではグループ名に西暦を付けて“モーニング娘。’14”となった彼女たちが2014年にかける意気込みを語っている。中でも鞘師里保は、この数年間アイドルグループの頂点に立ち続けるAKB48の名前も出して具体的に野望を明かす。
“今のモーニング娘。”をアピールしてきた彼女たちは、2013年に出した52枚目シングル『Help me!!』から『ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない』、『わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団』そして2014年1月29日にリリースした55枚目の『笑顔の君は太陽さ/君の代わりは居やしない/What is LOVE?』まで連続4枚がオリコン1位を獲得。モー娘。史上初の快挙を成し遂げた。
発売中の『GiRLPOP 2014 SPRING』でも旬なモーニング娘。’14を表紙と巻頭特集に取り上げている。
2014年からグループ名に西暦を入れたのは総合プロデューサーのつんく♂が「モーニング娘。がこれから続いていく中で、どの曲はいつのモー娘。が歌ったかを分りやすくしたい」という意向で決定したという。リーダーの道重さゆみはバラエティ番組で「最初は違和感があったけど、今まで言うとおりにしてきたので、今さら嫌だということもないかと考えて受け入れた」と大人の事情を語った。
そんな新しいグループ名“モーニング娘。’14”となったことで、今年という1年を強く意識するようになったようだ。インタビューでも2014年にかける意気込みを見せつけてくれた。
ダンスも歌も実力派でエース的存在とされる鞘師里保がインタビューで「私は、アイドル界の歴史を変えたいなと思っています」と率直に野望を明かしている。彼女は「今はAKB48の時代が何年も続いていて凄いなって思ってるけど、そろそろ新しい時代が来てもいいんじゃないかと思うので、歴史を変えられるように頑張りたい」と言い切った。
アイドル戦国時代と言われる昨今だが、昨年を冷静に見るとAKB48とももいろクローバーZの人気争いが注目された2012年に比べて両グループの勢いが頭打ちとなった感がある。その中でモーニング娘。は生歌とフォーメーションダンスにこだわる独自の路線を貫いてシングルを連続ヒットさせて“再ブレイク”と言われるまでになったのだ。
しかもそこには1998年にシングル『モーニングコーヒー』でメジャーデビューを果たした初期のモーニング娘。時代から積み上げられた歴史がある。“今のモーニング娘。”としての人気を勝ち得たのは彼女たちだが、『LOVEマシーン』や『ハッピーサマーウェディング』、『恋愛レボリューション21』などのレパートリーを持つ強みがある。
「メンバーが替わりながらも歴史が続くアイドルグループって他にいないと思うので、そういう特徴を生かして、新世代のアイドル界を盛り上げたい」と鞘師里保も語っており、若手とはいえモーニング娘。の重さを感じていることが分かる。そして、その重みこそが彼女たちの快進撃を後押しするのだ。
本誌では他にも昨年末、リーダーの八坂沙織が卒業を発表したSUPER☆GiRLSが登場。さおりーぬ卒業までのカウントダウンが始まった今、メンバーが思いを明かす。また、ついにアルバム『セカンドアルバム(仮)』を世に突きつけて2014年の幕開けから突っ走るアップアップガールズ(仮)が、その意気込みを語っている。
■GiRLPOP 2014 SPRING
発売日:2014年2月7日(金)
価格:1.200円
ウェブサイト:http://www.girlpop.jp/
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)