「○○じゃね~よ!」という鋭いツッコミで笑いを取っている、ハリセンボンの近藤春菜。そんな彼女のお笑い芸人としての“あるスキル”に、大先輩である光浦靖子が憧れているという。
“芸能人たちが自分にはない他人のスキルを発表し合う”というコンセプトの新番組『東野幸治のナイモノネダリ』が、2月4日の深夜に放送された。この日は、MCを務める東野幸治と4名のゲストたちがそれぞれ、憧れの「お笑いタレントのスキル」について披露していった。
お笑いコンビ「オアシズ」光浦靖子は、ハリセンボンの近藤春菜が持っている「男芸人のルールで戦えるスキル」が欲しいそうだ。光浦は「男の人の脳は縦に深くいくが、女の人(の脳)は横に広がっていく」として、男性中心で作っている現在のバラエティ番組は「一言でオチをつける」というように(女性にとっては)早いテンポで進んでいるように感じると話した。その上で光浦は「友近なんかは(番組で)1時間野放しにさせたら絶対面白いと思う」と実際に例を出しながら、“女芸人はゆっくりしたペースで長時間話を続ければ、今までとは違った魅力を発揮できる”ことを力説していた。光浦の鋭い分析に、MCを務める東野幸治やゲストの小藪千豊らも「ほんまや」と納得した様子で耳を傾けていた。
しかし現在のバラエティ番組における“細切れのリズム”にしっかりとついていき、笑いを取っているのがハリセンボンの春菜なのだと光浦は言う。小藪も光浦の意見に同意しながら、違った角度から春菜の魅力について語った。小藪は番組の収録で“とんでもなく悪いフリ(ボケ)”が春菜に降りかかる場面に遭遇することがあり、その度に「危ない春菜ちゃん」と内心感じているそう。それくらいの悪いフリを前にしても、春菜は(野球に例えると)“大根切り”できっちり打ち返して(ツッコミを入れて)笑いを取っていると小藪が話した。すると、その様子が目に浮かんだのかスタジオ中が大爆笑に包まれた。
そんな芸人たちからの高い評価を裏付けるようにニホンモニターが発表した『2013タレント番組出演本数ランキング』にて、春菜は昨年の1月から11月までに計562番組出演で(1位の「バナナマン」設楽統の615番組に次ぐ)堂々の2位という結果であった。どんなボケにも柔軟かつ俊敏に対応でき、その鋭いツッコミで笑いを取る“ハリセンボン・近藤春菜”の活躍はまだまだ続きそうだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)