エンタがビタミン

writer : tora

【エンタがビタミン♪】杏、朝ドラ現場での東出昌大について語る。「遠くに居ても…」

女優の杏が、自身がヒロイン役の朝ドラで“宿敵”を演じるキムラ緑子とラジオ番組で共演を果たした。ドラマとは異なり、とても和やかムードで杏とキムラはドラマ撮影の裏側を語り合った。

2月22日放送のラジオ番組『杏のAnytime Andante』(ニッポン放送)に、女優のキムラ緑子がゲスト出演した。NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』では、杏演じるヒロイン(め以子)へ“いけず”(意地悪)なことをする小姑(西門和枝)役をキムラは好演している。いけずな言動の数々には“怖さ”があるものの、思わず“笑ってしまう”部分もあるという魅力的な役どころを演じるキムラは「森下さん(脚本家の森下佳子氏)の台本は、イメージしやすいくらいキャラクターがしっかり書かれているから、森下さんが伝えたいことを何とかできればいいな」と演技上の心構えを語る。この言葉を聞いた杏も「文字の力がスゴい。毎回台本読んで泣いちゃうんですよ」と森下氏の脚本を絶賛した。

また、キムラと杏は共演者たちとのエピソードについても楽しそうに述懐した。まずは、ヒロインの夫(西門悠太郎)を演じる東出昌大の印象を、杏が「遠くに居ても『あっ今、悠太郎バカ笑いしてる』っていうのがわかる」と話すと、キムラも「ほんとによく笑う。(その笑顔で)場が明るくなるから(東出の)周りはみんな楽しそう」と同調する。次に、キムラは『ごちそうさん』の出演者初顔合わせの際に、(悠太郎の父親・正蔵役の)近藤正臣から「(キムラが)ほんまに娘(役)やねんな?」と冗談っぽく声をかけられたと明かした。キムラの実父と近藤とは年齢が2歳しか変わらず、実際に(キムラと近藤が)ドラマで親子役を演じることは不自然ではない。だがキムラは「私が(実年齢よりも)年取って見える」ために、近藤も親子役という設定に違和感を持ったのだろうと笑いながら口にした。その後も、杏とキムラは「宮崎美子の優しさ」や「高畑充希の人懐っこさ」などを存分に語り尽くした。

「じぇじぇじぇ」などの流行語を生みだし大ヒットとなった前作の『あまちゃん』からのバトンを見事に引き継ぎ、毎朝“笑いあり涙ありのストーリー”でお茶の間を魅了する『ごちそうさん』は高視聴率をキープし続けている。この日のラジオ番組で、脚本の面白さや出演者たちの演技力の高さはもちろんのこと、撮影現場の雰囲気の良さも『ごちそうさん』の好調を支えていることが分かった。
(TechinsightJapan編集部 TORA)