秋元康がテレビ番組『SMAP×SMAP』に出演した際に男女の交流について「今の若者は、男友達や女友達を作らなきゃダメですよ」と持論を展開した。彼が総合プロデュースするAKB48には“恋愛禁止”のルールが暗黙ながら存在するが、秋元康自身は「恋愛禁止なんて言ったことは無い」と口にしている状況だ。この日はAKB48の話題は一切触れられなかったが、彼がどのように考えて発言したかは興味深い。
2月3日、節分の日に放送された『SMAP×SMAP』のコーナー“BISTRO SMAP”を訪れたのは秋元康と作家の林真理子だった。2人とも「食いしん坊で全国を食べ歩く」という食通で、どちらかといえば秋元康が林真理子を食事に誘うことが多いらしい。
MCの中居正広がそんな2人の交友関係について「男女関係じゃないですよね?」と追及したところ首を横に振って否定していたが、林真理子から昔のエピソードが明かされた。
まだ、お互いに独身だった頃の話だ。仕事で英国はロンドンに行ったことがある。秋元がおすすめのホテルに部屋は別々で泊まり、彼が着ていたおしゃれなブレザーを林真理子も買ってペアルックで街を歩いたりもしたという。「全く噂にもならなかったですね」と当時を振り返る彼女は逆に残念そうだった。
中居が「いいなあ。そういうのがいい」と2人の交友関係を羨むと、秋元康が「是非みなさんに言いたいことがある」とテレビを通してお茶の間に語り出した。
「男友達、女友達を作らなきゃダメですよ」と主張すると「今の若い男女はみんなすぐ恋人と考えちゃう。女の子も、出会った人を『彼氏にいいかも』、『結婚できるかな』と考えちゃう。そうではなく、そういう意識をしない男友達、女友達がすごくいいと思う」と理由を説明した。
中居正広も秋元康の発言についてはそれ以上触れなかったが、特にAKB48ファンや当のメンバーには気になる発言だ。
これまでも秋元康自身はAKB48の“恋愛禁止”について声高に徹底したわけでもなく、「そんなこと言ってない」とまで口にしている。AKB48にも20代のメンバーが増えており、秋元康も“男友達”の必要性を感じているとは考え過ぎだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)