頭のてっぺんから足の爪先までロックンロールでいっぱいの熱い男と言えば、ロックンローラー・内田裕也だ。ワルっぽく見られてしまいがちな内田だが「本当は清く正しい人間」と自身も声を大にして宣言した通り。真面目なロックンローラー・内田裕也が“本当の悪”に吠えた。
24日、東京・渋谷で映画『リディック:ギャラクシー・バトル』公開記念試写会イベントが開催された。ゲストの内田裕也は主人公のリディックをイメージした“銀色”のカラーコンタクトを着用し、「目(視力)がいいので生まれてから1回もコンタクトを入れたことがない。(コンタクトレンズ着用は)人生初めて」と明かした。トレードマークでもあるサングラスを外した内田に会場からはどよめきが起きた。ロン毛の白髪に銀色のカラーコンタクト姿は、迫力があり睨まれたら固まるくらいの凄みがあった。本人もかなり気に入った様子で「ステージで1回使ってみようかな」とまんざらでもない。
映画にちなみ「悪」に絡んだ質問で佐村河内守氏について聞かれると「あれが本当の悪だよ! 人の善意をふみにじる。マスコミも“みのもんた”を叩くならこういう人を叩けよ! 今会ったら、『テメー、この野郎』と言ってやろうかと思う。恥ずかしくないのか!」と憤りをあらわにした。また今回のソチオリンピックでフィギュアスケートの高橋大輔選手が佐村河内氏の曲で踊ったことについて「高橋大輔くんも(この曲を使って)まさか滑るとは思わなかった。止めて欲しかった」と胸のうちを明かし、「泉谷が怒ればいいんだ。ギター投げてやればいい」と内田らしく吠えた。
見た目は怖いけれど、根はまっすぐで曲がったことは大嫌いで許せない、そんなロックンローラー・内田裕也の発言に皆、頷くばかりであった。
前作『リディック』から約10年。その人気は勢いを増し、映画ファンたちの狂おしいほどの続編制作の声に応え、先日ハリウッド殿堂入りを果たしたドル箱アクションスター、ヴィン・ディーゼル演じる“リデッィク”が帰ってくる。銀河最凶リディックが挑む、“圧倒的”SFスペクタル巨編が日本を襲来。
映画『リディック:ギャラクシー・バトル』は3月8日(土)より丸の内ルーブルほか全国公開。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)