「性に関する話なら、そちらが専門の電話相談があります」。いくらそう案内しても言うことを聞かず、緊急通報用の999コールを30回にもわたって利用し、自分の性生活をダラダラと話し続けた男が逮捕された。

英紙『デイリー・ミラー』電子版が大変迷惑な男の話を伝えている。英バーミンガムでこのほど、酒に酔っていると思われる男が999コールを利用しては自分の性生活についてあれこれと豪語し、それがなんと30回も繰り返されたことからついに逮捕になったという。

緊急通報指令室のオペレーターが応答すると、「俺の性生活を聞いてくれよ」と話すその男。俺は千人斬り、女はこう口説くといい、俺のテクニックはこんなにスゴイ、性生活でこれはNGだな、などと友達を相手にしているかのような調子で一方的に話を進めたもよう。「性生活の話であれば、そちらが専門の電話相談を利用して下さい。こちらの番号を緊急時以外に利用することは許されません」とオペレーターは厳しく注意して電話を切るが、またすぐに“通報”と称して電話をかけて来る。

それが30回も繰り返されたことから、警察は着信番号をもとにバーミンガムのエッジバストンに暮らす男を業務妨害につき逮捕した。指令室のイアン・ゴーマン氏は同紙に、「酔っぱらいからのこうした迷惑行為は時折あります。999コールの乱用は厳しく罰せられることがあると話すと、大概の酔っぱらいは我に返って二度と電話をかけてこなくなります。ところがこの男は全くこちらの注意に耳を貸しませんでした」と話している。

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（TechinsightJapan編集部　Joy横手）