老若男女を問わず、人の体には必ずあるお尻の割れ目。このほどイギリスの男性が、「それがないとこんな姿になるんです。これはある皮膚病が原因。皆さんも気をつけて下さい」として、ある人気サイトに自撮り写真を公開した。
肛門よりやや上、尾てい骨に触れる位置に発生する「毛巣洞炎」という皮膚病をご存知であろうか。もしもそのあたりに激痛を伴う膿を持った出来物が生じたら、「ニキビや吹き出物と同じ。どうせすぐに治る」などと甘くみていてはならないようだ。この皮膚病が原因で、いつしかお尻の割れ目を失ってしまった男性がイギリスにいた。
世界的な人気を誇るソーシャルニュースサイト、『Reddit』の“Ask Me Anything(何でも私に聞いて?)”というコーナーにこのほど登場し、写真を添えて「僕にはお尻の割れ目がない」と告白したTBoneTheOriginal(本名:ティム・バーナース=リー)さん。これにはさすがに、「どうしてそんなお尻になってしまったのか」という質問が相次いだ。
「深刻な毛巣洞炎にかかっていたことが原因なんです」とティムさん。お尻の割れ目の上の部分にかなり痛い腫れ物が生じ、膿を排出させるために形成外科医のもとで何度も切開手術を受けたという。同病はそれで軽快する人もいるが、彼の場合はあまりにも重症化しすぎており、再発防止の観点から治療後にお尻の割れ目を閉じられてしまったというのだ。
男性にまれに発生するというこの皮膚病。座ってばかりの状態が続くことによりその部分が強く圧迫され、体毛が毛穴に逆戻りすることで炎症を起こし、膿が入った袋状ののう腫が形成される。膿の排出によって軽快するが、再発を繰り返すことが多いという。ちょっと変わったヒップになってしまったティムさんだが、幸い彼の妻は「特に気にしていない」と言ってくれているそうだ。
※ 画像はi.imgur.comのスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)