アイドルグループKAT-TUNが、バラエティ番組『今、この顔がスゴい!』にジャニーズグループ代表として出演した。お笑い芸人を相手に“どちらが憧れの存在なのか?”をテーマに体を張ってリアクション芸に挑戦したが、MCの櫻井翔(嵐)も驚くほどの頑張りを見せていた。
昨年末は京セラドーム大阪で初の単独カウントダウンライブを行ったKAT-TUN。亀梨和也は最初の挨拶で「赤西が抜け、田中が抜け、今ここに立っている4人がKAT-TUNとして進んでいる」と脱退した2人の名を挙げて決意を示している。1月9日に放送された『今、この顔がスゴい!』は、そんなKAT-TUNから“4人で頑張る”という気迫が感じられるものとなった。
この日は「ジャニーズと芸人、憧れの職業は!?徹底調査!」と題して、ジャニーズ代表のKAT-TUNがお笑い芸人のカンニング竹山、吉村崇(平成ノブシコブシ)、庄司智春(品川庄司)、鈴木拓・塚地武雅(ドランクドラゴン)、坪倉由幸(我が家)、土田晃之、狩野英孝と共演。まず芸人から「ジャニーズはNG事が多い」と指摘されると、亀梨和也が「NGなんて無いですよ」と反論した。
逆に彼が「有吉さんは以前、KAT-TUNとよくロケしていたが、最近は売れてきてロケをしなくなった」とMCの有吉弘行を攻撃すると、「お前らは今、不安定だからロケしたくないんだろう?」と言い返されていた。
そこで、KAT-TUNが「振られたらなんでもやります。NGはないです」とリアクション芸に挑戦することに。亀梨は「だって僕ら4人ですよ! その時点でNGは無いですから」とアピールしている。
田口淳之介は“ザリガニ 鼻ハサミ”で、活きの良いザリガニに鼻を挟まれて「いてー! 尋常じゃないよこれ」と痛がった。彼の頬には一筋の涙も見られたが、「でもNGじゃない」と頑張った。
亀梨和也は“ハリセン”で頭を叩かれることに。ドランク・鈴木がアイドルの頭をはたくことに「俺がNGなんだよな…」と恐れながらハリセンを振り下ろすと、失敗して肩を叩いてしまう。その瞬間、亀梨の力強い蹴りが鈴木の脚に飛んだ。「叩かれたことじゃなくて、ポジションがずれたから」怒って蹴ってしまったという。
中丸雄一が挑戦したのは“激辛マーボー豆腐”だ。「なにこれ。経験したことの無い香り!」と臭いだけで警戒した彼は、思い切ってレンゲいっぱいのそれを口にした。「ううっ!」、「うわっ」と見事にリアクションすると、「でもこれくらいなら大丈夫」と耐えていた。
上田竜也は“スネブランコ”に挑んだ。それはズボンのすそをまくり、剥き出しにした脚のスネに反動をつけたブランコを当てるというものだ。勢いのついた硬いプラスティックのブランコがスネを直撃する。あまりの痛さに膝から崩れ落ちた彼の姿に、芸人たちも「痛そう」と心配しながら「ジャニーズでスネブランコするやつを初めて見た」と感心していた。
最後はジャニーズということで、MCの櫻井翔も警察犬にカバーをした腕を噛まれるリアクション芸に挑戦した。吠えながら跳びかかってくる犬に腕を噛まれ、引っ張られた櫻井は冷や汗をかいたようだ。彼は犬が離れてから気持ちを落ち着けると「あー怖っ!」と絶叫して、「これで、NGはないとわかったでしょう!」と芸人たちに主張した。
こうして芸人顔負けのリアクション芸を見せたKAT-TUNだが、最後に亀梨和也が「NGは無いとは言いますけど…唯一、“店”を出すことがNGなんですよ」と自虐ネタで締めた。
前述のように、カウントダウンライブで亀梨は「赤西がメンバーを抜け、田中が抜け、今ここに立っている4人がKAT-TUNとして進んでいる。今までがあったからこそ今がある。これからも4人のKAT-TUNについてきて欲しい」とファンに伝えている。バラエティで田中聖をネタにすることができたのも、彼らが吹っ切れたからだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)