ヒップホップグループ・HOME MADE 家族が、ラジオ番組で思い出に残る楽曲をあげた。子ども時代に米国で暮らしたことがあるMICROは、小学校でボビー・ブラウンに憧れていたという。MICROを音楽の道に進ませたほど影響を与えたのが、ボビーの楽曲『Every Little Step』だった。
HOME MADE 家族が、22日に3人そろって福岡を訪れた。ラジオ局・FM FUKUOKAで“一日キャンペーン”が開催されたこの日、正午から始まる『SUPER RADIO MONSTER ラジ★ゴン』に出演した彼らは“思い出の楽曲”を1曲ずつ選ぶこととなった。
MC・ボーカルのMICROは、子ども時代の数年間をアメリカのケンタッキー州で過ごしている。「小学校の時にはボビー・ブラウンに憧れて、黒人がよくしていた頭の上に重箱が乗ったような髪型をしていた」というのだ。パーソナリティが「親は何も言わなかったの?」と驚くと、MICROは「特に何もなかった」と平然と答えている。それでも「カットしてもらいに行くと、お店の人も驚いていた。黒人がする髪型を東洋人がやってくれというのだから」というから、やはり一風変わっていたのだろう。
「小学生ですでに“ボビ男”でしたからね」というほどボビー・ブラウンのファンだったMICRO。彼が選んだ1曲は『Every Little Step』だ。「今、改めて聴くとメロディアスなんですよね」とその曲に耳を傾ける。ヒップホップグループだが、メロディーにこだわるのがHOME MADE 家族の特徴である。「この頃からすでにその兆候があったんだな」とMICROも感慨深げだった。
また、MC・ボーカルを担当するKUROも小学校の思い出を明かしている。彼も米国・シカゴに生まれて12歳までそこで育った。しかし、思い出の楽曲は日本人の歌だった。
小学校の時に、初恋の女の子がいつもその歌を聴いていた。「何という歌手だろう」と気になって彼が買ったのが、チェッカーズの『Jim&Janeの伝説』である。その楽曲がすっかり気に入ったKUROは、それを覚えるほど繰り返し聴いた。そして教室で初恋の女の子の前で歌ったのだ。
「思えば、あれが初めてのステージだった」とKUROはその時を振り返るが、その女の子の反応は「普段どおりだった」そうだ。
DJでボーカルのU-ICHIが選んだ1曲は、The Emotionsの『ベスト・オブ・マイ・ラブ』だった。しかし彼は紹介しながら「これといった思い出はないので、とりあえず選んだだけ。ホントに思い出がなくてすみません」と申し訳なさそうにしていた。
彼らの22日の『HOME MADE 家族 OFFICIAL BLOG』では、この日の番組出演の感想を「やっぱラジオは“公開”で“生”がいいよねっ!」とMICROが記している。
“血縁はなくとも家族にだってなれる”、そんな思いからグループ名を付けたというHOME MADE 家族。彼らは2012年に地元愛知県公認の「あいち音楽大使」にもなった。1月8日には初のベスト・アルバム『家宝 ~THE BEST OF HOME MADE 家族~』を発表したばかり。これからもますます活躍してくれそうだ。
※画像は、『HOME MADE 家族 OFFICIAL BLOG』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)