“江頭2:50 VS ビッグダディ”という異色の組み合わせが番組で実現した。江頭はビッグダディを相手にしても、期待通りの大暴れを見せてくれたのだ。
1月4日に放送された『めちゃ×2イケてるッ!』600回記念SPで、「やべっち寿司」のゲストとして出演した“ビッグダディ”こと林下清志さん。25日の同番組では、その時の未公開シーンが紹介された。ビッグダディへのプレゼントとして、“巨大サバ缶”から江頭2:50がド派手に登場する。『めちゃイケ』メンバーへの飛び蹴りなどをひとしきり行った江頭は、「600回おめでとう」と祝福の言葉を述べた。
江頭の「ビッグダディ! お前に一言物申す!」というおなじみの一言を合図に、“江頭 VS ビッグダディ”の異色の対決が始まった。「お前は最近どんどんテレビに出ていくみたいなこと言ってるらしいな」と江頭が訊ねると、ビッグダディは「まぁ週刊誌でね。俺が言ったことではない」と答える。それを聞きビッグダディの胸に強烈なドロップキックを浴びせた江頭は、カメラに向かって「昔のテレビが戻って来たぜ」と発したのだ。
その後も江頭は、ビッグダディに2発目のドロップキックを見舞うなど大暴れを見せる。だが、フジテレビ出入り禁止をかけて行った柔道では、ビッグダディから豪快な一本背負いを食らってあえなく敗北。また、『めちゃイケ』メンバーから胴上げされる場面では、天井に頭をぶつけられるなど江頭は最後まで体を張った芸を見せていた。
フジテレビは1981年にスローガンを「楽しくなければテレビじゃない」としたが、同年に『オレたちひょうきん族』の放送を開始している。そこで醸成された空気を大切にしながら、『ひょうきん族』と同じ土曜夜8時のバラエティ番組として1996年に誕生したのが『めちゃイケ』だ。様々なコーナーが企画され人気を博してきた『めちゃイケ』だが、2010年にはBPOから寄せられた意見書に対して“安全な笑いを提供している”ことを番組で証明するなど、バラエティ番組全体を牽引する役割も果たしてきた。そんな『めちゃイケ』の節目に必ず登場し、番組を盛り上げているのが江頭だ。
江頭2:50が体を張った芸を披露する中で発した「昔のテレビが戻って来たぜ」という一言は、600回を迎えた『めちゃイケ』のメンバーやスタッフらの気持ちを代弁したものだろう。
(TechinsightJapan編集部 TORA)