最愛の祖母にお別れを告げなければならない悲しい日。涙が止まらない13歳の少女の元に「ズル休み!」と怒鳴りこんで来たのは、2名の学校職員であった。事前の連絡も済ませていただけに、あまりにも非常識な行為だとしてイギリスのPTAの間で波紋を広げている。
モンスターペアレントばかりが問題視されてしまうPTAの世界だが、モンスターティーチャーや学校の問題体質に関する報道もたまには見受けられる。今回は祖母の葬儀のために学校を欠席した女子中学生の自宅に、学校の職員が怒鳴りこんできたという話題である。
英ランカシャー州ブラックプールに暮らすアランさん、シェリーさんのジョンソン夫妻はこのほど13歳の娘コートニーちゃんを囲みながら、英メディア『Metro News』にコートニーちゃんが通う「Palatine Sports College」への怒りをぶちまけた。
「コートニーの84歳の祖母がこのほど亡くなりました。その告別式の日の朝、30分後には出かけるという時に学校職員2人が突然自宅にやってきて、“ジョンソンさん、お宅の娘はなぜ学校に来ないんですか。ズル休みでしょう!”とすごい剣幕でまくしたてたんです。祖母の他界や告別式についてはきちんと学校に知らせておいたのに、こんな風に職員を自宅によこすなんて非常識もはなはだしい。」
祖母に最後のお別れを告げ、埋葬をしなければならないことにただでさえ打ちひしがれていたコートニーちゃん。そんな中でのこの呆れた訪問客について、「とにかく頭に来ちゃった」と話している。だがこの件が公になると、保護者らの批判を逃れようと校長も必死である。家族にあわてて謝罪ならぬ釈明をしたが、「複雑な状況が重なっての遺憾な出来事でした」というものであったそうだ。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)