エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】千原ジュニア、お笑い芸人失格? 「素人に恥をかかせた」と悔やむ。

お笑い芸人の千原ジュニア(千原兄弟)は最近、「芸人として“クソやな”」と大変落ち込むことがあったという。素人からのギャグを上手く返せなかったため、恥をかかせてしまったと本当に申し訳なく思っているのだ。

2010年より毎年1~2作のペースで撮られている、千原ジュニア主演のテレビドラマ『新・ミナミの帝王』(関西テレビ)。彼は金融屋の社長・萬田銀次郎を演じ、2014年放送予定の第7作・第8作の撮影が11月からスタートしている。千原ジュニアとケンドーコバヤシが打ち合わせ無しで挑むトーク番組『にけつッ!!』(読売テレビ)の12月16日深夜の回では、ジュニアが『新・ミナミの帝王』のロケで起こったある出来事を話し始めた。

金を貸したジュニア演じる萬田社長に夜逃げを前にして見つかってしまった男2人が、大阪の街で土下座をするシーンであった。繁華街の交差点での撮影は深夜とはいえ車や人通りが途絶えることが無く、タイミングが悪くて何度も取り直しが行われていた。やっと「OKです」との声がかかると、ジュニアに握手を求めるギャラリーらが近づいてきたのだ。

深夜の寒い中、撮影が終わるまで待っていてくれたファンの要求にジュニアは気軽に応じていた。そこに酒に酔った感じの40歳前後の男性が連れから離れ、フラフラとジュニアの方へ近づいてきた。そして突然「お金、貸してください!」と土下座をしたという。もちろん本気で借金を申し込んだのではなく、今まで撮影していたドラマのシーンを真似たギャグだというのもすぐに分かった。だが、芸能人にも気さくに話しかけるひさしぶりに遭遇した“大阪人のノリ”に、ジュニアは戸惑ってしまったらしい。

棒立ちで「…えっ!?」と言ったきり黙り込むジュニア。ドラマのスタッフや他のギャラリーも驚いて、固唾を呑んでいる。しばらくすると土下座をしていた男性は「あ…すみません」と立ち上がり、寂しそうに仲間2人のもとに帰って行ったそうだ。

明石家さんまなら「俺こそ貸してください!」と土下座で応じるかもしれない。笑福亭鶴瓶なら「そこはトイチだぞ」と笑い飛ばすかもしれない。どちらにしても2人なら絶対に素人に恥をかかせないはずだと、ジュニアは力説する。「それなのに自分はあの人を、友人の前ですべらせてしまった」と心から詫び、後悔していているのだ。

今なら面白い返しができるので、土下座をしてもらっても大丈夫だと胸を張るジュニア。しかし話を聞いていたケンコバは、「そんなこと大阪で言ったら、ガンガンきますよ」とニヤニヤしている。ちなみに兄の千原せいじなら「金? 貸してやるから、書類を書け。拇印でええぞ」と、別の意味で面白い応対をしてくれるだろうということだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)