漫才コンビ・ナイツが演芸バラエティ番組『笑点』で新ネタを披露した。人気ドラマ『半沢直樹』をパロディにしたネタでは漫才とは思えないほどの熱演を見せて、観客にも大ウケだった。視聴者からもツイッターで「ナイツの半沢ネタ、笑えた」といったつぶやきが続いており、年末らしいお笑いのプレゼントとなったようだ。
12月29日、『笑点』の演芸コーナーに登場したのは漫才コンビのナイツだった。ナイツといえば塙宣之が「ヤホーで調べたんですが」とボケて、土屋伸之が「ヤフーでしょ」とつっこむネタが有名である。
最近は『エンタの神様 大爆笑の最強ネタ大大連発SP』でも2013年を振り返って、「じぇじぇじぇ」や「田中マーくん」の話題を取り入れた新ネタを披露していたナイツが、この日は「半沢直樹」のネタを熱演したのだ。
ドラマ『半沢直樹』の影響で、上司に逆らう部下が増えたという。塙は漫才協会の理事を6年間務めており、今年は土屋も理事となった。土屋は塙先輩が奥さん名義の会社を利用して「迂回融資を画策しているのではないか」と追及する。
つまり、土屋が“半沢直樹”役で塙が“上司”の役となったパロディである。「土下座してこれまで、トカゲのしっぽのように切り捨てた者たちに謝れ!」と土屋が迫ると、塙が体を震わせながら土下座をしようとするのだが。
ツイッターには彼らの漫才を見た視聴者から「笑点でナイツが半沢直樹のネタやってて爆笑した」、「散々しゃべくりを追求してた塙の顔芸!」、「長セリフよく覚えたなー」、「物まねで完璧に再現しててすごかった! 眼鏡の人(土屋)が堺雅人そっくりで、あのテーマ曲が聞こえてきそう」とつぶやかれている。
塙と最近話したという視聴者からは、「塙さんに会った時に、このネタは半沢の最終回を見終わった直後にすぐに書き上げたって嬉しそうに言ってたなぁ」と明かされており、彼らもやりたくてうずうずしている感じが分かる。
ナイツが所属するマセキ芸能社から2014年1月22日に発売されるDVD『ナイツ独演会 主は今来て今帰る』は、2013年11月に国立演芸場で行われた新作ネタ漫才ライブの模様を収録したものだ。ここでも『半沢直樹』ネタが披露されている。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)