ナインティナインの岡村隆史が、『THE MANZAI 2013』について語った。大会終了後の打ち上げの乾杯では、ビートたけしが“漫才ブームの時のエピソード”を交えながら決勝に進出した芸人にエールを送るスピーチを行ったそうだ。漫才ブームを牽引してきたたけしのスピーチに、岡村は「神様がしゃべってるみたい」と感じたという。
12月19日深夜に放送された『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、“漫才師日本一”を決める大会『THE MANZAI 2013』について振り返った。今年で3回目となる同大会だが、ナインティナインの2人は3年連続で司会をしている。岡村隆史は、「大会終了後に、(決勝に出場した)芸人たちが1人ずつ大会最高顧問のビートたけしにあいさつに行く」という恒例行事があることを明かした。
さらに岡村は、今年の打ち上げの席でたけしが乾杯の時にスピーチをしたことに触れた。たけしは相方のビートきよしと共に“ツービート”としてテレビ番組『THE MANZAI』に出演していた頃、「プレッシャーで押しつぶされそうになりながら、自分の出番の前のコンビがスベってくれというつもりでやってきた」と当時のことを語ったという。その上でたけしは、芸人らに対して「今後バラエティを担っていくのは皆さんだと思うから頑張ってください」と温かいエールを送ったそうだ。そんなたけしのスピーチを聴いた印象を、岡村は「神様がしゃべってる感じだった」と口にした。
最近は『しゃべくり007』や『アメトーーク!』などのトーク番組が全盛であり、芸人がネタをTVで披露する機会が少なくなってきている。そんな中で不定期的に『北野演芸館』と題した番組で、たけしは芸人たちが漫才やコントなどのネタを見せる場を提供してきた。そんな演芸への強いこだわりと愛着を持つビートたけしの、芸人への愛情あふれるスピーチを聴いた岡村はたけしのカッコよさに改めて魅了されていた。
(TechinsightJapan編集部 TORA)