エンタがビタミン

writer : tora

【エンタがビタミン♪】「難しいですよね。歌舞伎の世界は」。市川海老蔵が悩む、歌舞伎役者の子育て。

歌舞伎役者の市川海老蔵が父・市川團十郎さんとの生前の思い出や子育ての悩みについて語った。長女の麗禾ちゃんは歌舞伎に対して非常に興味があるようで、まだ2歳にも関わらず「歌舞伎をやっている」というが、意外にもそれが海老蔵の悩みの種になっているようだ。

12月15日の『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』(ニッポン放送)に、ゲスト出演した市川海老蔵。自身が主演を務める映画『利休にたずねよ』で、海老蔵は父・故12代目市川團十郎さんと共演している。生前の父の印象について笑福亭鶴瓶から聞かれた海老蔵は、「せがれが言うのもおかしいですけど、ほんと人間が大きかったです」とその偉大さを表現した。海老蔵は(お酒を飲めるようになった頃から)2、3年の間は毎晩、團十郎さんと飲みながら“歌舞伎論”を語り合っていたという。

父・故12代目市川團十郎さんとは親子で“歌舞伎論”を語り合っていた

そんな海老蔵も今や2児の父親として子育てに励んでいるが、娘の麗禾ちゃんについて気がかりなことがあるという。2歳になる麗禾ちゃんは「海老蔵です」と口上をしている上に、「歌舞伎のDVDを見すぎてデッキが壊れる」ほど熱心に歌舞伎に取り組んでいるそうだ。一見喜ばしいことかと思いきや、海老蔵は「この娘(麗禾ちゃん)は基本歌舞伎役者になれない」ために娘をどうやって(歌舞伎の道をあきらめるよう)説得すればいいか悩んでいるのだ。しかし娘の気持ちを思って海老蔵は、「思い切って女性も歌舞伎が出来る方向を考えるか」という大胆なプランも検討していることを明かした。

市川海老蔵の娘・麗禾ちゃんは歌舞伎が大好き

来年の3月に初舞台を踏むことが決まっている麗禾ちゃんだが、先日行われた記者会見の場で海老蔵は「(娘の)稽古は妻(麻央)の胎内にいる時から行っていた」と語っていた。そんな愛娘の麗禾ちゃんが自分と同じ“歌舞伎の道”に強い関心を持っていることを喜びながらも、現状ではあきらめるように説得するしかないことに「なかなか難しいですよね」と歌舞伎界ならではの子育ての苦悩を語った。
(TechinsightJapan編集部 TORA)