HKT48の1期研究生・安陪恭加がグループからの卒業を発表した。同期メンバーらはGoogle+で、寂しいが受け止めないといけないと気持ちを伝えている。指原莉乃と多田愛佳もコメントしているが、数々の仲間の卒業を体験してきた2人の言葉には胸に迫るものがある。
安陪恭加が12月26日の22:58に『安陪恭加 Google+』で、「私、安陪恭加はHKT48を卒業します」と伝えた。幼稚園の時からモデルを夢見ていた彼女は、その夢を目指してHKT48で一歩を踏み出したという。
彼女は「でもね、最近ここを辞めてイチからやり直すのもいいなって思ってたんです」と率直に明かすと、「どうしても叶えたい夢だから、たくさん悩みました。たくさんたくさん悩んで出した答えです」と卒業を決断した経緯を伝えている。
12月30日の『パジャマドライブ』公演が、最後の公演になる。
この日、AKB48の横山由依と食事をしたという指原莉乃は、『指原莉乃 Google+』で安陪の卒業について「横山と真面目に話した内容がなんとなくダブるような、話。難しいです」とコメントした。「こればかりは、本人が決めること。私たちが無理にとめることはできません。前向きに、まっすぐに…」というメッセージはHKT48のメンバーに向けたように思える。
指原が横山と話した内容とは、“卒業”に関することなのだろうか。「こればかりは、本人が決めること」とは指原が自分自身に確認しているようでもある。そんなことも考えながらHKR48の若手が動揺しないようにフォローしているのだろう。
また、移籍組としてAKB48時代に仲間の卒業を見てきた多田愛佳も、『多田愛佳 Google+』で「支え合ってきた仲間だからこそかな。きっと。涙を流しながらも送り出せるのは。がんばれ」と、やはり安陪恭加とHKT48メンバーに向けたメッセージを送っている。
「みんなは、はじめて仲間が卒業するもんね。涙を流し合える仲間なんて、素敵だね」という彼女の言葉には、ベテランならではの深みと優しさを感じる。
1期生にとっては2012年8月に菅本裕子や研究生・江藤彩也香ら5人が活動辞退して以来のメンバーの卒業だ。2期生、3期生にとっては初めての体験となる。彼女たちにとって指原莉乃や多田愛佳によるさりげないメンタル面でのフォローは心強いはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)