爆破ロケや熱湯風呂など体を張った芸でお茶の間に笑いを提供している「リアクション芸人」たち。そんな彼らの高齢化についてナインティナインの岡村隆史が懸念を示した。「リアクション芸」の代表的存在である上島竜兵は今年52歳、出川哲朗は来年で50歳を迎えるために新たな担い手が必要とされている。岡村は出川に後継者の育成を提案したという。
12月26日深夜放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、ナインティナインの岡村隆史が“ダチョウ倶楽部”と“出川哲朗”というベテランの2強に匹敵する若手のリアクション芸人がいない現状に懸念を示した。岡村はその原因のひとつに「“コンプライアンス重視”のテレビ作りによって、若手芸人が体を張る現場が少なくなっている」ことを挙げる。その上で岡村は先日、出川に「そろそろ後輩育てた方がいいですよ」と次世代の“リアクション芸人”の育成を提案したそうだ。
先日放送の『にけつッ!!』で、千原ジュニアは「こんなことは絶対にあってはならないけど、最終的には(番組で)死んでもOK」という出川の言葉が忘れられないと語っていた。文字通り“決死の思い”で日々リアクション芸に臨んでいる出川だが、彼も来年で50歳を迎える。上島竜兵も52歳という年齢であることから、確かに後継者の育成を考える時期に突入しているのだ。そんなリアクション芸人界だが、2010年の『アメトーーク!』にて森三中の大島美幸が「ダチョウさんみたいになりたい」と告白するなど新たな担い手も徐々に現れてきている。まだまだダチョウ倶楽部や出川哲朗の“一流のリアクション芸”を見ていたいが、彼らの覚悟を受け継いでお茶の間を沸かせてくれる新しいスターの登場も心待ちにしたい。
(TechinsightJapan編集部 TORA)