独身主義ではないが、黒柳徹子（80）は一度も結婚経験が無い。今でも人生の伴侶を見つけることを諦めてはいないそうで、相手の男性に求める条件は「尊敬できる分野を持っていること」、そして「ある程度の体力があること」。特に後者の条件に当てはまる男性が今となっては、年上や同年代にいないことが悩みだという。

12月26日放送の『あさイチ』（NHK総合）“プレミアムトーク”に、ゲスト出演した黒柳徹子。先月“手つなぎデート”が報じられた司会の有働由美子アナウンサーは、大先輩の黒柳がどんな相手と恋愛をしていたのか、なぜ今まで結婚しなかったのかなど質問する口調にもつい熱が入る。

今から50年くらい前といえば、女性は妻となれば家庭に入るのが当たり前だった時代である。だが結婚後も仕事を続けることを望んでいた黒柳は当初、そんな生き方を理解してくれる男性との出会いをお見合いに求めた。しかしテレビで活躍する有名人の黒柳が、一般人とお見合いを繰り返すことはなかなか難しかったようだ。その後はお見合いでの出会いは諦めたが、プロポーズしてくれた男性が何人か現れたという。中には大恋愛をした相手もいたというが、黒柳曰く「結婚はタイミング」。結局独身のまま80年間が過ぎたが、結婚することを諦めたわけではなさそうだ。

「自分の知らない世界に精通していて、尊敬できる人」という相手の男性に求める理想は、若い頃から変わっていない。ただ問題となるのが年齢である。以前は10歳くらい年上が理想だったが、今の彼女の相手となれば90歳。その年齢で元気な男性となると、なかなか出会うのは難しいらしい。また外出先で重い荷物くらいは男性に持ってもらいたいので、「そうなると年下なら（体力的に）50代くらいの男性になるのよね…」と黒柳は真剣だ。

確かに好奇心旺盛で、大変な勉強家。仕事はテレビ番組の複数のレギュラーと本の執筆、そして定期的な舞台公演で女優として舞台に立つ。長年の友人である野際陽子（77）によると、黒柳は現在でも食欲旺盛でものすごい“早食い”。こんな彼女と付き合える、同年代の男性はなかなかいないだろう。黒柳徹子が「30歳くらい年下の男性でないと…」と口にするのもうなずける。
（TechinsightJapan編集部　みやび）