11月26日、フジテレビ系朝の情報番組『めざましテレビ』に、人気ご当地キャラ・ふなっしーが出演した。前日の夜には、NHKニュース番組『ニュースウオッチ9』にも出演。どちらの番組も着席しながらのインタビュー形式だったので、奇声と激しい動きで有名になったふなっしーに大変思慮深い一面があることが視聴者に伝わったのではないだろうか。
『ニュースウオッチ9』(NHK総合)では今や全国で2千を超えるという“ご当地キャラ”や“企業のマスコットキャラ”の話題から、今年大ブレイクした「梨の妖精・ふなっしーさん」に「ふなっしー 初の“激白”」と題して独占インタビューしたVTRが流された。自治体が中心となり多大な経済効果をもたらす“ゆるキャラ”と呼ばれるマスコットが次々と誕生する中、個人で千葉県船橋市のPRのために自主的に活動を始めたのがふなっしーなのである。
現在の人気が長くは続かないことを、ふなっしーは心得ている。「(ブームが)終わったあとは保育園とかで、子どもたちを喜ばせに行きたいなっしー」とのことだ。過去にも“いつまでも(ふなっしーとして)活動を続けたいから、入ってくるお金は使えない”と話していた。全国的な人気者になった今でも、「船橋市民に長く愛される存在でありたい」という願いは変わっていないのだ。
だがプライベートに関する週刊誌等の記事には困っているらしい。『めざましテレビ』(フジテレビ系)では「なぜ、ご当地キャラのプライベートを暴く?」と、呆れたような口ぶりである。たとえば“ふなっしーの中の人は○○さん”だと分かったとしても、大多数の人にはどこの誰かは分からない。興味も沸かないだろう。しかし将来も船橋市で活動を続けるには、色々と支障が出てくることをふなっしーは懸念しているのかもしれない。
体の汚れが気になっても完全に乾くまで時間がかかるので、まとまった休みがないと洗えないそうだ。汚れだけだなく、外見の傷みも目立つ。両番組のインタビューで短い足を組んだ時、足の裏の補修が凄まじかった。ある日突然、ふなっしーの中味が飛び出てきそうで心配である。
(TechinsightJapan編集部 みやび)