タレントのミッツ・マングローブが、実体験をもとに女装家としての冠婚葬祭事情を明かした。そこには知られざる工夫があるようだ。
6日放送の『小島慶子とミッツ・マングローブのオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)に出演したミッツ・マングローブが、自身の冠婚葬祭においての振る舞い方を明かした。
3年前にいとこが結婚した際のこと。午前中に女装でテレビ出演を終えたのち、挙式が神前式だったため「神様の前だから」とスーツの“男装”姿に着替えて親族として参列したのだという。その後、披露宴が始まる間に女装しなおし“ミッツ・マングローブ”としてマツコ・デラックスらとともに“友人席”に座ったそうだ。
ミッツ・マングローブは通夜・葬式に出る際、自身が有名だからではなく「自らが行くことで場が混乱しては申し訳ない」という理由から、先に済ませることが多いと明かす。
さらにいま何か起きた場合、自身の遺影はどうするかと親に尋ねてみると「“女装の写真”にする」と答えが返って来た。幼少よりミッツが女性らしく振る舞うことに混乱してきた親だが、現状は女装のミッツの方が一般的だからというのが理由のようである。ミッツ自身は男装と女装の2枚の遺影を準備し、見慣れた方に手を合わせてもらうのもよいかもと自身の考えを語った。
テレビなどのメディアでは、見ない日はないと言ってよいほど多くのオネエ系芸能人が活躍している。彼らのおかげで一般社会でも、ゲイをカミングアウトする人も増えてきている。一方で日本古来の伝統や習慣の中では、彼たちはそれぞれ独自の工夫と手探りで対応しているというのが現状のようだ。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)