エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】ハイキング・松田が映画祭で最優秀主演男優賞。優秀演技大賞のノンスタ・石田は「驚きです」。

『氷見絆国際映画祭2013』でよしもと勢が大活躍だ。ハイキングウォーキングの松田洋昌が作品『いなべ』で最優秀主演男優賞に選ばれたのをはじめ、NON STYLEの石田明や大ベテラン“アホの坂田”こと坂田利夫も受賞している。

11月1日~4日にかけて開催された『氷見絆国際映画祭2013』の授賞式が行われ、よしもと芸人が出演する地域発信型映画8作品が受賞した。同映画祭は今年で2回目の開催となる。香港や台湾、日本の地方を舞台にした約30分の短編映画を中心に10作品が上映された。

最優秀地域映画賞に輝いた『いなべ』(監督:深田晃司)は、三重県いなべ市を舞台に養豚場で働く青年と、17年ぶりに赤ちゃんをつれて帰って来た姉を中心に描いている。姉が「幼い頃に2人で埋めた“何か”を掘りに行こう」と言い出して姉弟で故郷を歩きながら子供の頃を思い出す。三重県いなべ市の景観がどこか懐かしい、ほろ苦くもちょっと不思議な物語だ。

お笑いコンビ・ハイキングウォーキングの2人が出演しており、主演を務めた松田洋昌が最優秀主演男優賞に選ばれている。また、元宝塚歌劇団の女優・倉田あみも最優秀主演女優賞に選ばれた。授賞式にはハイキングウォーキングと倉田あみも出席している。

倉田あみは11月2日に『ami kurata official blog』で『いなべ』の受賞について「深田監督をはじめ、スタッフの皆様、キャストの皆様、いなべの皆様がとても仲良く、居心地の良い空間の中とても楽しく撮影させていただきまして、いなべが大好きですのでとても嬉しいですね」とコメントしている。

また、自身の受賞についても「なんと、最優秀主演女優賞いただきました。突然のことで大変びっくりしましたが、とても嬉しく光栄に思います」と喜びを伝えている。岡山出身の彼女だが「氷見市、素敵なところでした。人も明るくてあったかくて。今度ゆっくり温泉浸かりながら、海見て、寒ブリ食べて…なぁんてしたいなぁ」といなべだけでなく氷見も気に入ったようだ。

香港を舞台にした『BULUE BIRD』(監督:堀江慶)は優秀映画賞に選ばれ、主演の石田明が優秀演技大賞をとった。彼は『いしだあきらのオカヤドカリなブログ』で12日に「僕の知らない間に賞とっていました! 驚きです」と数日後に受賞を知ったことを明かしている。「香港が舞台の映画で95%を広東語でやったんです。がんばったかいがありましたー」と伝えており、セリフにはかなり苦労したらしい。

岡山県新見市を舞台にした『新見的おとぎばなし』では、坂田利夫師匠(72)がシニア男優大賞に選ばれている。実は、この映画祭に出品された10作品中8作品が『沖縄国際映画祭』での上映作品となっている。そのため、よしもとのお笑い芸人の出演者が多いのだ。出演者は舞台挨拶で地元の中高生らと記念撮影するなど、市民の方々と触れ合った。人のぬくもりを感じるこんな映画祭も楽しい。

※画像は石田明のブログ『いしだあきらのオカヤドカリなブログ』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)